チェコ第2の都市ブルノの行き方とおすすめ観光!街の見どころ情報と私が感じたブルノ旅行

ブルノはプラハに続くチェコ共和国第2の都市で、東南部に位置する南モラヴィア州に属しています。

初めてブルノを訪れた感想は「ほどよく都会な静かな街」という印象でした。

街にはカフェやショップが並び、人もそれなりに多いですが、都会のごみごみとした雰囲気とは少し違い、派手なイメージもありません。

お城や美術館などはありますが、中には「見どころが少なくてつまらない」という声もあるようです。

確かにプラハやチャスキークルムロフなどの観光地に比べると、インパクトのあるものが少ないため、物足りなく感じるかもしれません。

ただ観光目線ではなく別の視点で街を眺めていると、とても面白い空気感が存在していることに気付きます。

ここでは私が見たままの、ブルノの街の様子をご紹介します。


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チェコ第2の都市ブルノへの行き方

ヨーロッパの交通は発達しているわりにややこしくないので、現地慣れしていないツーリストにとっては利用しやすいと思います。

ブルノへ行くには電車か長距離バスが利用でき、プラハから向かうのであれば、所要時間はどちらもあまり変わらず、約2時間半で到着します。

プラハからブルノへバスで行く場合

プラハのバスステーション

プラハの長距離バスはプラハ本駅(hlavní nádraží)から地下鉄でひと駅のフローレンツ(Florenec)がメインバスステーションとなります。

地下鉄を降りて地上に出ると、すぐ目の前がバスステーションなので、アクセスはとても便利です。

フローレンツ駅は地下鉄BラインとCラインが走っていますが、プラハ本駅から乗る場合はCラインとなります。

当日、窓口でチケットを買うことは可能ですが、空席がない場合もあるので、あらかじめネット予約をしておいた方が確実です。

料金は時間帯によって違うので、事前に出発便をチェックをして、お得なチケットを見つけてみるといいでしょう。

バス会社によっては車内でWi-Fiが使えたり、飲み物がサービスで出て来ることもあります。

それからプラハのバスステーションはフローレンツ以外にもいくつかあるので、ネット予約の際には乗り場と到着場所をよく確認してください。

【チェコを走る主なバス会社】

Student Agency

Flix bus

Euro lines

ブルノのバスターミナル

ブルノにもバスターミナルが複数あり、ひとつはグランドホテルの向かいにある「Brno, AN u hotelu Grand」です。

ここはブルノ本駅の近くであり、街の中心からも近いためアクセスはとても便利です。

それからブルノ本駅に停まるバスもあるようなので、チケットが見つかれば、ここを利用するといいでしょう。

もうひとつのバスステーションは、ブルノ本駅から北側に位置する「Brno, ÚAN Zvonařka」です。

こちらは乗り場がたくさんあり、周囲にはカフェなどが揃っているので、バスを待つ際には便利そうです。

ただブルノ本駅や街の中心部までは距離があり、駅まで歩くとすれば10〜15分くらいかかります。

そのため荷物を持ったままの移動は少し大変かもしれません。徒歩で向かう際は、ショッピングモールの中を突っ切るといくらか近道です。

チェコ国内の移動はバスが便利

バスは料金が安く、チェコ国内はもちろん、国境をまたぎ近隣国へ行くことも可能なので、長距離移動にバスを利用するケースは多いかと思います。

ターミナルはバス会社や時刻によって違うので、利用しやすいものを選ぶといいでしょう。

【プラハ〜ブルノ間のチケットを調べた結果】

試しに各会社のチケット状況を調べたところ、Student Agencyは「フローレンツ」〜「グランドホテル前」を行き来する便が多いようです。

Flix busはプラハの数ヶ所の乗り場から発車していますが、到着はブルノのグランドホテル前のみでした。

Euro linesはプラハの出発はフローレンツからで、到着が「Brno, ÚAN Zvonařka」のみとなっていました。

ルートに関しては変動があると思うので、その都度状況を確認し、宿泊先の近くを利用するなど、便利な方を選んでみてください。

プラハからブルノへ電車で行く場合

プラハ本駅からブルノ行きの列車が出ています。チェコの列車には切符の自動販売機がないので、チケットはあらかじめ窓口に行くか車内で購入しましょう。

電車に乗っていれば係員が来るので、そのとき「Brno」と伝えればチケットを発行してもらえます。

チェコの交通機関は下記のアプリを取得しておくと、列車とバスの乗り換え案内、時刻、料金などがチェックできます。

Jízdní řády IDOS

ただしチェコ語で入力する必要があるので、出発地と行き先のスペルは事前にメモしておくといいでしょう。

ブルノのメインステーションは主な観光スポットにアクセスしやすく、駅の構内にコインロッカーもあるので荷物を置いて観光することができます。

チェックアウト後に少し時間があるときや、移動ついでに立ち寄りたい時には便利ですね。大きなスーツケースも入ります。

地下鉄乗車の際は注意!

プラハでバスターミナルに向かうときなど、地下鉄利用の際は乗車方法が異なります。

同じだと思って切符を買わずに乗っていると、無賃乗車扱いとなるので注意してください。

正直なところ見つからないケースがほとんどですが、ときどき係員に声をかけられ、切符を持っていないと罰金を払うことになってしまいます。

それからホームへ降りる階段付近に、切符にチェックを入れる機械があり、そこへ通さないまま乗っていても処罰の対象になるそうです。

必ず乗車前に切符購入することと、機械に通すことを忘れずに行ってください。


ブルノのフリーWi-Fi状況

ブルノの街ではところどころでフリーWi-Fiが飛んでいて、ファーストフード店などはパスワードなしで利用できます。

店内で休憩しながら利用するのもいいですが、私はスタバやマクドナルドの前を通りがかるごとにWi-Fiを拾い、街の情報を得ながら歩いていました。

街の中心にあるインフォメーションセンターや、デパートなどでもフリーWi-Fiが使えるので、そういった面ではブルノは何かと便利だと思います。

ただ中心部を離れてしまうと使えない場合が多いので、必要なことは用を済ませてから出かけましょう。


ブルノ観光をする前に

まずはインフォメーションセンターへ

ブルノのインフォメーションセンターが、2017年3月に新しい場所へ移転になりました。

場所は自由広場の近くとなり、ブルノの伝説のドラゴンであるワニのグッズも売られているようです。

昔ブルノでは、人々の生活に危害を加えていたワニがある若者によって退治され、それを童話に出てくるドラゴンだと勘違いしていたというエピソードがあるそうです。

ワニと戦うだけでもすごいですが、ドラゴンを退治したなんて、どれほどの優越感だったのでしょうね。

以来、ブルノではワニは伝説のドラゴンとなり、現在では人々に親しまれる存在となりました。

ブルノのインフォメーションセンター

旧インフォメーションセンターも見どころあり

以前のインフォメーションセンターはブルノの旧市庁舎であり、役目は終わっても建物自体はちょっとした見どころであると思います。

特に建物入口の装飾が美しく、そしてユニークな形となっています。真ん中の先の部分がくにゃりと曲がっているのがわかるでしょうか。

これは製作者が報酬をめぐり、満足できず拗ねて曲げたという説や、遊び心でわざとこのように変化させたという説など、様々な言い伝えがあるようです。

通路にはブルノの伝説のドラゴンがどーんとぶら下がり‥

といっても、なぜか肝心なドラゴンが写っていないという大失敗なショットですが、天井にちらりと見えているのがワニ(ドラゴン)の足の部分です。

壁にかかった車輪にもブルノの古い物語があるようです。話の内容まではわかりませんが、どちらにしてもブルノの伝説のアイテムということでしょう。

Old Town Hall

Radnická 11, 602 00 Brno-střed


ブルノの見どころ案内

ブルノの象徴、聖ペテロ聖パウロ教会

街の中心にある聖ペテロ聖パウロ教会。南モラヴィア州で最も有名な教会であり、縦に2本のびた塔は地上から84mもの高さがあるそうです。

街の中心にありながら周囲はとても静かで、教会内部に入ることもできます。

また、ペトロフの丘と呼ばれる場所に位置しているため、遠くからもこの姿を眺めることができ、まさにブルノを象徴する建物のひとつとなっています。

道に迷ってもこの教会を見つければ、方角はひと目でわかりそうですね。ブルノに来たら必ず立ち寄ってほしい、美しい教会だと思います。

Katedrála svatých Petra a Pavla

Petrov 9, 602 00 Brno 2
+420 543 235 031

骸骨だらけの聖ヤコブ教会

自由広場から少し北へ進んだ場所にあるのが聖ヤコブ教会。外観は普通ですが、ここにはとても個性的な地下室があります。

それは壁や柱に無数の人骨が埋め込まれた納骨堂で、このような骸骨教会はヨーロッパに複数ありますが、その中で2番目の規模を持つそうです。

だけど私はタイミングが悪く、地下室はクローズしていて入ることができませんでした。間違いなくオープン時間のはずなのになぜでしょう‥。

教会にいる人たちに何度も尋ねましたが、閉まっているものはどうしようもないですね。ブルノで最も行きたい場所だったのに残念で仕方がありません。

気を取り直して、美しい聖ヤコブ教会の内部を楽しむことにしました。

ここは納骨堂のイメージがあまりにも強いですが、メインであるこちらの訪問もお忘れなく。

The Ossuary of St. James’ Church

pJakubské nám., 602 00 Brno-střed
+420 515 919 793

ブルノのお気に入りスポット

観光のおすすめというよりは、個人的に面白いと感じた場所となりますが、ここでブルノのちょっとしたお気に入りスポットをご紹介します。

どちらもブルノの中心から北側にあり、街を探索していれば必ず通りがかる、わかりやすい場所だと思います。

セントトーマス教会前のユニークな像

聖ヤコブ教会から北へ少しだけ進んだところに、セントトーマス(St. Thomas)という教会があります。

見て欲しいのは教会ではなく、その向かいにある、この像!

ブルノで見かけた「頑張ってる人」。力強さがステキです。

どなたの作品なのかはわかりませんが、見かけたら応援してあげてください。

ブルノの街によく似合う赤レンガの教会

それからもうひとつ、個性的な外観がとても気に入っているのが、セントトーマス教会の西にあるこちらの教会。

「コメンスキー教会」といって、赤レンガ作りの建物が特徴的です。別名「レッドチャーチ」ともいうそうです。

チェコの教会で赤レンガ造りというのは珍しい気がしますが、この個性的な姿はブルノの街によく似合い、とてもいい雰囲気をかもし出しています。

Českobratrský evangelický chrám Jana Amose Komenského

Komenského nám. 218/4, 602 00 Brno-střed
+420 542 211 453

ブルノで見つけた謎の日本語

チェコは英語が通じる率も半々で、ときどき漢字で書かれた看板があっても中国語の場合が多く、日本語を話す観光客もプラハ城で見かけた程度です。

そんな中で見つけたのが「キュア メイドカフェ ユニ 紅」というこの文字。

ちょっと意味不明であり、ガラス越しに店内を覗いた限りではメイドカフェではない雰囲気でしたが、それでも日本語があるというだけで嬉しくなるものです。

せっかくなら可愛いメイドちゃんに登場してもらいたいところですが、果たしてここはどんな場所なのでしょう。

現在もあるかどうかはわかりませんが、ブルノで見つけた親しみのある一場面でした。

ブルノの街を見下ろすシュピルベルグ城

ブルノの街から少し外れ、高台にそびえるシュピルベルグ城。

元々は国王の住む城として建てられましたが、時代とともに用途が変わり、数々の重犯罪者を収監する刑務所として利用されていたことで知られています。

シュピルベルグ城までの景色のいい道

城へたどり着くまでは、曲がりくねった長い坂道が続きます。

ここは地元の人が愛犬とともに歩く姿やランニングをする人などが多く見られ、眺めの良いお散歩コースとなっています。

ブルノの街が一望できるので、ところどころで休憩しながら、景色を楽しむといいでしょう。

シュピルベルグ城見学はコースによって料金が違う

内部への入場はいくつかのコースに分かれ、それによって料金が違います。目的や持ち時間に合わせて選んでみてください。

私はシュピルベルグ城へ来るまでに歩き疲れてしまったため、建物のほんの一部が見れるチケットを買い、周囲をかんたんに見学して終わりました。

ちなみに外観と建物内の一ヶ所が見れるチケットで50Kc(約255円)でした。

でも時間に余裕があるのなら、やはり刑務所としての様子がわかるコースを選ぶといいかもしれませんね。

シュピルベルグ城は当時ヨーロッパで最も厳しい刑務所だったそうで、その牢獄の冷たくダークな光景が見学できるようです。

Špilberk Castle

Špilberk 210/1, 662 24 Brno
+420 542 123 611


ブルノで立ち寄ったカフェ「Library Cafe」

ブルノにはカフェやレストランがたくさんありますが、唯一立ち寄ったのは旧市庁舎の向かいにある「Library Cafe」でした。

なぜここに入ったかというと、ティータイムにワインが飲みたくなったからでした。

食事ではなくコーヒーのように気軽に飲めて、しかもゆっくりできるところは‥

と探していたら、テーブルにワイングラスを置いて談笑している女子たちの姿を、ウィンドウ越しに発見したのでつられてここに入りました。

正直なところ、とてもおすすめ!といえるほど魅力的でもないですが(ごく普通のカフェです)、大変便利な場所にあるので次の日もお邪魔しました。

食事のメニューもあるようですが、ここは食事を楽しむというよりは、手軽な時間を過ごすのにいいかもしれません。夏場はテラス席もあるようです。


ブルノの街のちょっと不思議な空気感

私にとってブルノの街は、ちょっと不思議な感じのする場所でした。

人々の歩く音や服が擦れる音など、そこに自然と発する物音だけがイメージに残り、古い町並みとそれらの音が同化していた気がします。

ツーリスト向けに観光地化された場所や、各地から人々が訪れる大きな都市では、何かと隠れてしまいがちな素顔の部分。

それがブルノでは隠れ切っていなかったため、写真を撮るにはとても面白かった、というのがこの街の感想です。

その素顔はきっと、私が初めて出会う顔だったのかもしれません。だからそのちょっとミステリアスな雰囲気に、惹かれていったのだと思います。


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