世界遺産の町チェスキークルムロフの行き方と見どころ!プラハから日帰りできるチェコで人気の観光地

チェコ南部。オーストリア国境近くにあるチェスキークルムロフ。ここは「世界一美しい街」と言われる景観と、ちょっとユニークな一面を持つ小さな街です。

そしてプラハから離れているにも関わらず、日帰り訪問するツーリストも多い、人気の高い観光地です。

実際に訪れてみた印象は、美しいというより、可愛らしいという言葉が合ってるように感じました。

チェコのデザインは元々メルヘンチックなものが多いですが、チェスキークルムロフはキュートなお姫様の遊び部屋のようなイメージかもしれません。

そんな絵本がそのまま現実になったかのようなチェコの街、チェスキークルムロフをご紹介します。


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プラハからチェスキークルムロフの行き方

私がチェスキークルムロフを訪れたのは、これからオーストリアへ向かう予定の友人に勧められ、急遽車に便乗させてもらったのがきっかけでした。

そのため行き方に関しては、実際のエピソードをお伝えすることができません。

ですがチェコ国内の交通機関はいろいろと経験してるため、要領を理解した上で以下の情報をまとめました。

チェスキークルムロフへバスで行く方法

チェコの長距離移動はバスを利用する旅行者が多いです。理由は価格が安く、所要時間も電車と変わらないため、利用次第でお得な旅が楽しめます。

チケットはネット予約をするか、窓口で購入することもできます。ただ当日はすでに満席な場合があるため、できるだけ事前予約をおすすめします。

料金は一定ではありませんが、約800〜1000円くらいだと思います。正確な価格はバス会社のサイトにてチェックをしてください。

プラハのメインバスターミナルは、プラハ本駅から地下鉄Cラインでひと駅の「フローレンツ(Florence)」となります。

ただバス会社によっては、フローレンツからチェスキークルムロフ行きの便が出ていないので注意してください。所要時間は約3時間前後といったところです。

チェコのバス会社「Student Agency」

チェコ国内の移動には、Student Agencyのバスを利用するケースが多いようです。まずはサイトを開き、チケット状況を確認してみてください。

トップページの一番左上をクリックすると表示言語が変換でき、「EN」にするとチェコ語から英語に切り替わります。

仮に、Fromの欄に「Prague」と入力し、Toの欄に「Český Krumlov」と入れ、大人1名の片道チケットでSEARCHをクリックしてみました。

するとこの日に運行されるバス一覧が表示され、さらに行の部分をクリックすると、発着場所やどの席が空いているかなどの詳細が出てきます。

プラハ発チェスキークルムロフ行きのバスターミナル

Student Agencyのチェスキークルムロフ行きのバスに乗る際は、プラハの「Na Knížecí」というバスターミナルから発車します。

「Na Knížecí」へ行くには地下鉄Bラインの「Anděl」で下車したあと、徒歩5分ほどで到着します。

ヨーロッパ各地を走る「Flix Bus」

もうひとつ、ドイツを中心にヨーロッパ各地を走るバス会社、Flix busのチケットを調べてみました。

Student Agencyと同じ条件で入力したところ、全体的な料金設定はこちらの方が安いようです。

Flix busはプラハの4つのターミナルから、チェスキークルムロフ行きのバスを運行しています。

ターミナルは「Florenc」「Anděl」「Roztyly」「Main Railway Station」のいずれかで、フローレンツ以外は本数がかなり限られています。

この日のフローレンツ発のバスは6本で、ほかのターミナル発は2〜3本でしたが、時間が合うならば宿泊先の近くを選ぶと便利でしょう。

Flix Busの体験談

Flix busは料金が安く、エリアによっては車内でWi-Fiが使え、シートもきれいで通常であれば言うことありません。

ただ2回利用したうちの2回とも、スタッフの対応は驚くほどに悪かったです。

用があって話しかけたところ、まるで「あなたを相手にする気はないわ」とでも言うかのように、目も合わせず流し返事であしらわれました。

よっぽどストレスの多い会社なんですかね、よくわかりませんが‥

また、前日にキャンセルしたはずのチケットが、翌月にそっくりカードで支払われていたこともありました。確認メールまでもらったのに、何故こうなったのかは謎です。

まぁ稀なことだと思うので、基本的には安くて便利なバスだと思います。でも遅延は頻繁なので、移動時間は長めに見ておいた方がいいでしょう。

チェスキークルムロフのバスターミナル

チェスキークルムロフのバス停は2ヶ所あり、到着ターミナルは「Český Krumlov, Špičák」または「Český Krumlov, AN」のどちらかです。

プラハからのバスはまず「Český Krumlov, Špičák」に到着し、次に「Český Krumlov, AN」に停まります。

「Český Krumlov, Špičák」の方が街の中心に近いため、観光にはこちらで降りると便利かもしれません。

ただチェスキークルムロフの街は小さいので、万が一バスターミナルを間違えても、それほど大きな負担はなさそうです。

ただし宿泊の場合は荷物があるので、できるだけ近くのバス停を選んだ方がいいでしょう。

日帰り観光の場合は、事前に帰りのチケットを予約しておくのを忘れないようにしてください。

チェスキークルムロフへ電車で行く方法

プラハから電車でチェスキークルムロフへ行くには、途中で乗り換えが必要です。

まずはプラハ本駅からチェスケーブジェヨビツェ(České Budějovice)へ行き、そこからローカル線に乗り換えます。

所要時間は3〜4時間で料金は277コルナ(約1420円)です。

チェコ国内の列車の案内は、下記のアプリを取得しておくと、乗り換え、時刻、料金などがチェックできます。

Jízdní řády IDOS

ただしチェコ語で入力する必要があるので、出発地と行き先のスペルは事前にメモしておくといいでしょう。


チェスキークルムロフ駅の位置

チェスキークルムロフ駅から街へ行くには

チェスキークルムロフ駅は街の中心から少々離れており、正面に数件のレストランとスーパーマーケットがありますが、それ以外はなーんにもありません。

タクシーは多分、呼ばないと来ないと思います。街まで徒歩20分くらいなので、急がなければ散歩がてらの移動も可能です。

ただ周囲は坂道なので、駅から街に向かう分には下り坂となりますが、逆に駅へ向かう場合は上り坂なので、荷物を持っての移動はツラいと思います。

そのためチェスケーブジェヨビツェ〜チェスキークルムロフ間は、電車ではなくバスを利用するというのもアリでしょう。

チェスキークルムロフへの列車の旅

プラハからチェスキークルムロフへ列車で行くには、乗り換えなどの手間がかかり、駅から街までも距離があるため、決して便利ではありません。

ただ、チェコのローカル列車は個人的にはとても好きで、古く小さな駅の様子や、降りて行く人の後ろ姿を、ただぼーっと眺めているのが楽しいです。

チェスキークルムロフ駅は何もありませんが、古い木造の雰囲気が気に入っています。

もしも時間に余裕があるならば、華やかさや便利さの中にはない、素朴な列車の旅を味わってみてはいかがでしょうか。

プラハからチェスキークルムロフへ日帰り観光するには

プラハからチェスキークルムロフへ日帰りで行く場合、上記の行き方を総合すると、最もスムーズなのはStudent Agencyのバスを利用することだと思います。

プラハ〜チェスキークルムロフ間は片道約3時間かかるので、日帰りの際は移動に時間をかけている暇はありません。

その点Student Agencyは、「電車よりも所要時間が短い」「比較的遅延が少ない」「発着場所が観光エリアから近い」などのメリットがあげられます。

Student Agencyの便を見てみると、プラハ発は6:00〜21:00(左)、チェスキークルムロフ発は5:00〜20:00(右)の間、1時間毎にバスが運行しています。

観光そのものは数時間あればできるので、例えば11時頃に到着し、19時頃のバスで帰るなどのプランでも、じゅうぶん楽しめるのではないでしょうか。

ただ、同じことを考えているツーリストは多いと思うので、チケット予約だけは早めにしておくことをおすすめします。


世界遺産の町、チェスキークルムロフ観光

チェスキークルムロフは川に囲まれた町

1992年に世界文化遺産に登録されたチェスキークルムロフの歴史地区。

歩いていると必ず目にするのは「川」であり、高台から見ると川に囲まれたように町があるのがわかります。

そしてこの様子は、そのまま地名となっているようです。

クルムロフは「川の湾曲部の湿地帯」を意味し、ドイツ語のKrumme Aueをその語源とする。

引用:Wikipedia

ちなみに「チェスキー」というのはチェコのこと。

つまりチェスキークルムロフとは、この場所のこの光景を説明したかのような、ダイレクトな呼び名ということです。

チェスキークルムロフ城

歴史地区の中でひときわ目を引くのがチェスキークルムロフ城。可愛らしいピンク色の塔は、町のシンボル的存在となっています。

そしてチェスキークルムロフ城で面白いのが、外壁がレンガや石造りの装飾などに見せかけた、だまし絵になっているところです。

遠くからだと立体的に見えるため、一見このような造りなのかと思いきや、近くで見ると絵が描かれてるだけのことがわかります。

この壁もレンガではなく、すべて塀に描かれた絵なのですね。ここまで寄るとバレバレですが、遠目では確かに騙されるかもしれません。

これは16世紀頃、深刻な財政危機の中でどうにか華やかさを保とうとしたところ、外壁に絵を描くことを思いついたそうです。

城は高台になっているため、ここから街を見下ろす景色はとても素晴らしく、多くのツーリストが記念撮影を楽しんでいます。

まるで絵本に出てきそうな風景ですね。

さらに夜は城がライトアップされ、昼間の様子とは少し違って、どこかミステリアスな雰囲気をかもし出しています。

ただ夏場は日が沈むのが遅いので、日帰りの場合はライトアップを見るのは難しいかもしれません。

冬場は日が沈むのは早いですが、かなり冷え込むので暖かくして出かけてください。

城に隣接する大きなガーデン

チェスキークルムロフ城の周囲には、とても広〜いガーデンがあります。

まぁ、これといって見どころはないのですが、観光客がいっぱいの町から外れて、静かな道を散歩することができます。

日帰りでは慌ただしくなってしまいますが、宿泊の場合は時間があるので、このような場所でのんびり過ごすのもいいのではないでしょうか。

チェスキークルムロフの街並み

実はだまし絵は城だけでなく、町の至るところで見ることができます。建物の外壁がレンガのような絵になっているのがわかるでしょうか。

元々はじゅうぶんなお金がないという、苦しい状況の中から生まれたものですが、今となってはちょっとユニークな町の表情となっています。

こちらは画材道具屋さんなのでしょうか。面白いデザインの看板は見ているだけで楽しめますね。

チェスキークルムロフは小さな町であるだけに、迷子になる心配はないと思うので、行き先を決めず気の向くままに歩いてみるといいでしょう。

スヴォルノスティ広場のマリア記念柱

町の中心であるスヴォルノスティ広場は、縦に長く伸びた石の柱があるのが特徴的です。

これはかつてヨーロッパで大流行した伝染病、ペストが終わりを迎えたことを記念して建てられた柱なのだそうです。

現代ではペストは抗生物質により治療ができるそうですが、当時はとても多くの命が奪われる恐ろしい病気だったようです。

広場にはツーリストインフォメーションがあるので、地図をゲットしがてら立ち寄ってみてください。


チェスキークルムロフ観光の感想

実はチェスキークルムロフで最も楽しかったのは、城でも景色でもなく、町はずれの商店にいる、お兄さんとの世間話でした。

華やかで可愛らしい街並みは、どこを切り取ってもステキなのは間違いないですが、あまりに観光地化されている様子が、私には息苦しく感じたのです。

それはチェスキークルムロフがつまらないという意味ではなく、なかなか正体が見えてこない場所だったと思います。

そんな中でごく普通の商店にいる、お兄さんとナチュラルな会話が、唯一の癒しとなりました。

次にチェスキークルムロフを訪れるとしたら、今度はもう少し、この町の素顔が見てみたいです。


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