ドイツの格安長距離バスFlixbusでチケットをキャンセルする際の失敗と注意点

蒸し風呂のように暑く湿気った上海にトランジット入国したあと、飛行機の遅延により空港で長時間足止めをくらい、ようやくプラハに到着しました。

成田を出発してから約30時間。まだ旅が始まったばかりだというのに、すでにクタクタです。

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今回は上海からチェコ入国したあとすぐにドイツへ移動し、数日後に再びチェコに戻るといったプランです。

予定では朝プラハに着いて、昼頃ドレスデンに寄り道して、夜ベルリン到着…のはずでした。

だけどプラハに到着したのがすでに午後。今日中にベルリンへ行かなければいけないので、ドレスデン行きは中止です。

このときドレスデンからベルリンへ行くバスの予約をしていたため、それをキャンセルすることになりました。

この予定変更がちょっとした旅の失敗となったので、バスを利用する際の注意点として参考にしていただければと思います。


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旅の準備から出発まで

予定していたベルリンまでの行程

当初、上海からベルリンへ到着するまでは以下のような予定でした。

0:50に上海の浦東空港を出発

6:35にプラハ空港に到着

電車かバスでドレスデンへ向かう

ドレスデンに到着(予想では昼過ぎ)

18:05発のバスでドレスデンからベルリンへ

20:40ベルリンのアレクサンダー広場に到着

地下鉄でHellersdorfへ

ドレスデン滞在が時間的にどれだけ可能だったかわかりませんが、少しでも街の雰囲気を感じられればそれで良かったのです。

忙しいプランではありますが、順調に行けば決して無理ではなかったと思います。

ヨーロッパを格安で走るFlixbusを予約

プラハからドレスデンへの移動手段は、到着後に決めるつもりでいたので、この区間のチケットは予約していませんでした。

だけどこの日のうちに無事にベルリンに到着できるよう、ドレスデンからベルリンへ向かうバスだけは決めておいたのです。

予約していたのはドイツを中心にヨーロッパ各地を走るFlixbusでした。

格安なのと路線が多いことが魅力のバスで、ヨーロッパにいれば何かと利用する機会は多いと思います。

Flixbusのオンライン予約の仕方

チケットはオンラインか、バスターミナルにある窓口で購入が可能です。

当日に購入する場合はすでに空席がないこともあり得るので、希望の時間に確実に乗りたければ、早めに予約することをおすすめします。

オンライン予約の方法は、Flixbusのサイトに必要事項を入力し、searchをクリックするとその日の運行状況が出てきます。

From→出発地
To→到着地
Departure→出発日
Return→往復なら戻る日を入力、片道なら×をクリック
Passengers→人数

ひとつの街にバスターミナルが複数ある場合は、希望のターミナルを選択することができます。(一番上の欄にチェックを入れる)

ルート、時間、料金などを照らし合わせ、その中から都合のいいものを選びましょう。時間によっては格安チケットが売り出されています。

右側の緑色の部分「Reserve 1 seat」をクリックすると、選択したものがショッピングカートに入るので、あとは流れに沿って手続きを行ってください。

支払い方法はクレジットカードです。予約が完了するとメールが届くので、それを印刷するか、スマホ画面に表示したものがチケットとなります。


旅の途中で起きたアクシデント

問題発生から対処まで

上海で飛行機が大幅に遅れる

中国時間の深夜0時過ぎ。ゲートの入口で中国人男性が声を荒げて、延々とスタッフに何かを訴えていました。

中国語なので意味はわかりませんが、それより時間が過ぎてもなかなか搭乗開始にならないことが気になりました。

そのうち水とクラッカーが運ばれ、待機中の乗客に配られはじめたので、ここでやっと長時間足止めされることを察しました。

この日は上海で何便もの飛行機がストップし、再開時刻は未定のまま。これではドレスデン滞在はどう考えても不可能です。

友人にFlixbusのキャンセルを依頼

空港のベンチ泊は慣れているので構いませんが、それより予約しているバスが心配になりました。

キャンセルしようにも、中国からヨーロッパのオフィスまで、どうやって連絡したらいいかがわかりません。

それに私はじゅうぶんな語学力がないため、何かしらの方法で連絡できたところで、この状況を説明することができないのです。

Webでもキャンセル可能だと思いますが、Wi-Fiがあまりにも不安定で、繋げるだけでもひと苦労なのに、手続き完了なんて至難の技です。

そこでチェコの友人にお願いをして、電話でFlixbusのオフィスに問い合わせをしてもらいました。

ちなみに中国ではメッセンジャー、LINE、Gmailは、VPNに繋がないと使えませんが、WhatsAppはWi-Fiだけで利用できます。

そのときの私と友人との会話はこんな感じでした。

まき「ドレスデンからベルリンまでバスの予約をしてるの。だけど出発時間に間に合わないから、Flixbusにキャンセルできるか聞いて欲しい」

友人「Flixbusのスタッフは、別の時刻に変更できると言ってるよ。どうする?」

まき「飛行機が何時に飛ぶかわからない。ドレスデンに立ち寄ることは無理だから、変更ではなくキャンセルしたい」

友人「OK。キャンセルできたから、メールを送るよ」

そのとき送られてきたのがこちらの画像。

これでキャンセルが完了したとばかり思っていたのですが、どうやらそうではなかったようです。


旅の失敗と注意点

Flixbusのキャンセルについて

Flixbusからキャンセルのメールが届かない

Flixbusからのお知らせは、友人宛に上記の画像が送られただけでした。

ちょっと変だなと思いつつも、異国の常識は日本とは違うため、まぁいっか…と流してしまったのが間違いでした。

後から聞いた話では、Flixbusのスタッフは私に詳細メールを送ると言っていたらしいですが、どういうわけかそれは届いていません。

友人はすっかりメールを見ていると思っていて、私もキャンセルが完了したと思っていたことが、今回の行き違いのポイントです。

いえ、実はおよそ1〜2時間後にメールは届いたのですが、それはキャンセルではなく出発のインフォメーションでした。

きっと行き違いで送られているのだろうと能天気に捉えていたのは、やはり友人からのキャンセル完了らしき画像を確認していたからだったのです。

Flixbusのキャンセルは返金されない

Flixbusはキャンセルした分が返金されるシステムではなく、あくまでも「その金額分のクーポンを取得できる」というものらしいです。

これに気付いたのは1ヶ月以上が経った帰国後のこと。通常であればメールに添付されているようですが、今さら何をしてもムダでした。

さらに友人が送ってきたのは画像なので、バナーをクリックしても開きようがありません。

友人は再び問い合わせてくれると言っていましたが、その後はFlixbusに関しての話が一切上がらないので、きっと手遅れだったのだと思います。

従って料金は通常通りクレジットカードで支払われ、クーポンは取得できないまま終わりました。

語学が不十分なまま旅する際の注意点

こうなった一番の原因は私の語学力の乏しさです。

キャンセルしたい状況をFlixbusに説明できないために、第三者に任せたことで行き違いが生まれました。

もしも自分で対応していたら、クーポン取得の話は直に聞けていたし、メールが届かないこともすぐに気付けたと思います。

だけどたとえ語学力が乏しくても、事前にキャンセルについての情報を少しでも得ていれば、こうはならなかったかもしれませんね。

バスの利用については、たくさんの人がブログに経験を綴っているので、英語やドイツ語が読めなくても、情報を得るのはそれほど難しくありません。

私の場合、インターネットが自由に使えない中国にいたというのも不運のひとつで、途切れ途切れになる中で、友人に連絡するのがやっとでした。

なので、できれば日本にいる間に、ある程度の情報収集しておくことをおすすめします。

とても残念ですが、このような失敗例があるということを、参考にしていただければ幸いです。


Flixbusを利用した感想

予約チケットはムダになってしまいましたが、そのあとも懲りずにFlixbusを数回利用したので、乗車した感想をあげてみたいと思います。

Flixbusの好印象な点

Flixbusは料金が安く路線が多い

一番の魅力はここでしょう。電車に比べてバスは格安で乗車できます。

予約もかんたんにできるので、初めての方でも利用しやすいと思います。低価格で長距離移動する際には、大変ありがたい存在です。

車両がきれい

二階建てのバスはきれいで、シートも日本の長距離バスのように窮屈ではありません。利用客が多いため混雑しますが、乗り心地は悪くないと思います。

停車した際に席を立つ場合は、空席にしておくと取られてしまう可能性があるので、必ず貴重品以外の荷物を置いておきましょう。

Flixbusの悪印象な点

Flixbusは遅延が多い

Flixbusは発車も到着もかなり頻繁に遅れます。

海外では人間も乗り物も時間通りに動かないことはよくありますが、どこのバス会社も同じかというと、意外とそうでもありません。

Flixbusは数十分から1時間の遅れは普通であり、定刻に発車したとしても到着が遅れる場合も多いです。急ぎの際はあまりおススメできないバス会社です。

Wi-Fiが繋がらないことが多い

長距離バスなので仕方がないですが、Wi-Fiはあまり期待できません。

利用可能なことは確かですが、使えない区間が長く続く場合があるので、繋がればラッキーくらいに思っていた方がいいでしょう。

スタッフが超スーパー感じ悪い

海外のサービスは、日本のように提供する側が常に丁寧ではありません。中でもFlixbusのスタッフは、ダントツと言えるほど感じが悪いです。

噂では、こちらが現地語で話し出すと態度が変わるらしいですが、私のように英語すら片言の東洋人には、かなりひどい対応です。

ほとんどは何事もなく乗車できると思いますが、ときどきトラブルにつながるケースもあるようなので、利用の際は注意しましょう。


プラハからベルリンまでのバスの行き方

チェコからドイツへ向かう際の、バスの行き方を軽くご説明します。

プラハのメインバスターミナル

Floenc(フローレンツ)の行き方

国際路線の多くはプラハのメインバスターミナルである、Floenc(フローレンツ)から出ています。

私はチェコ入国後すぐにフローレンツへ向かったので、空港からプラハ中央駅まではエアポートバスを利用し、そのあと地下鉄に乗り換えました。

プラハ中央駅からフローレンツまでは地下鉄でひと駅です。地下鉄乗車の際は売店で切符を買い、必ず入口に設置してある機械に通してください。

これをやらないまま乗車すると、無賃乗車で罰金を支払うことになるので気をつけましょう。時々、係員がチェックしています。

バスターミナルはフローレンツ駅から地上に出るとすぐに見つかります。

プラハ空港→プラハ中央駅
[エアポートバス] 片道60コルナ(約320円)、30〜40分

プラハ中央駅→フローレンツ
[地下鉄] 24コルナ(約130円)

バスターミナルの様子

バスターミナルにはいくつかのバス会社の窓口が並んでいて、ここでチケットを購入することができます。

周辺にはファーストフード、売店、トイレなどがあるので、待ち時間を過ごすには困りません。フリーWi-Fiやコンセントも使えます。

バスはプラハ中央駅からも乗車可能

バスはフローレンツ発だけでなく、プラハ中央駅からも出ています。こちらを利用すれば、地下鉄乗車の手間が省けますね。

それから本数は少ないですが、空港からもベルリン行きの長距離バスが出ているようです。

ただ、入国予定時刻に合わせてバスの予約をするのなら、今回の私のように飛行機の遅延の可能性も頭に入れた方がいいと思います。

ベルリン中央バスターミナル

一方、ドイツ・ベルリンのメインバスターミナルはZOBで、ベルリンの中心であるアレクサンダー広場からは少し離れてます。

ただFlixbusの路線でいえば、ベルリンのバスステーションは7ヶ所あるようなので、到着後の目的地に合わせて選ぶことができます。

Zentrale Omnibusbahnhof Berlin

私はアレクサンダー広場に行きたかったのですが、当日券は遅い時間しか空きがなかったため、Südkreuz(ズュートクロイツ)行きに乗りました。

目的地から遠くなってしまったのでちょっと手間がかかりましたが、ベルリンの交通は便利なので、市内の移動はしやすいと思います。


プラハからベルリンのバス移動のまとめ


バスの中から少しだけ見れたドレスデンの街

普段は直前になってから動くため、今回のように日本からバスの予約をして出かけることはありませんでした。

だけど万が一満席だと困るので、効率よく移動できるようにと予約をしてみたら、逆に効率悪くなってしまった結果となりました。

どっちにしても、初めての場所では予想外の出来事がたくさん起こります。

うまくいかないことも旅の醍醐味ではありますが、少ない経費で旅を続ける者からすれば、できる限りのムダは避けたいところです。

ただ、これはまだまだ序曲に過ぎず、今回の旅のアクシデントはこのあと本番を迎えます。

続く…

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