外国人から聞いた日本人のイメージと勘違い!旅して知った世界の中の日本の姿

ひとり旅をするようになって4年近くが経ちますが、最近は現地の人との交流の機会がとても多くなりました。

外国人とのやり取りは、当然ながら文化の違いと、持って生まれた性質の違いがあるため、良くも悪くも様々なズレが出てきます。

日本人はどこへ行っても好感を持たれることが多いですが、ちょっとしたところで誤解が生まれているのも確かなようです。

そこで外国人から直接耳にした、日本人の印象をまとめてみました。書かれていることはすべて私なりの解釈と、勝手な感想ですのでご了承下さい。


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外国人には日本人がこう見える

日本人はシャイだ

【外国人側】消極的で恥ずかしがり屋

日本人の控えめな(に見える)態度が、「シャイ」と表現されているのを頻繁に耳にします。

どのようなニュアンスか正確にはわかりませんが、言葉を直訳すると「恥ずかしがり屋」「内気」「引っ込み思案」になりますね。

例えばヨーロッパでは、挨拶の場でハグやキスをするのは当たり前。アジア圏でも初っぱなから、やたらとフレンドリーに接してくる人が多いです。

そして人の家にお邪魔したとき「自分の家のようにくつろいで」と言われたら、冷蔵庫を開けたりソファーに横になったり、本当に自分の家のようにしていいのです。

それらは日本にはない習慣なため、常にどこか遠慮がちな日本人は、外国人には消極的で恥ずかしがり屋に見えるそうです。

【日本人側】人との距離感を大切にしている

日本人は「よそ」と「うち」を区別しているため、他人のエリアにやたらと踏み込むのを嫌います。

例えばよその家で「楽にしていいよ」と言われても、本当に楽にしていい境界線は持っているし、家の人もあまり自由にされたら困りますよね。

コミュニケーションの際にも、「図々しい」「馴れ馴れしい」態度になるのは極力避け、適度な距離感を保つことが好まれる傾向にあると思います。

そのような環境で育った私たちが、外国に行ったからといって、いきなり変身するわけではありません。

消極的に見えてしまうのは、多くの場合はその国の感覚がつかめないでいるだけで、「内気」「恥ずかしい」とは少し違うと思います。

【日本人はシャイだ】のまとめ

私が感じる日本人はシャイというよりマジメであり、決められたことをその通りにこなそうとするのが得意です。

そのため勉強中の言語を間違えないように話そうとしたり、わからなければ覚えてから出直そうとしたり、慎重さゆえにあまり前に出ない面はあると思います。

それをシャイと呼ぶのかはわかりませんが、どちらにしても外から見た印象と、実際の姿は少し違うようです。

日本の男は愛を語らない

【外国人側】日本女性は愛の言葉でその気になる

通常私は一人で旅をしてるので、現地で出会う人には、なぜ一人なの?寂しくないの?家族は?彼氏は?と聞かれることが多く、中には近寄ってくる男性もいます。

そして、急に「愛してるよ」と連発してくる男たちの姿は、かなり不自然であり滑稽です。

お金が欲しいのか遊びたいのか知りませんが、「なぜ彼らは愛してるよ攻撃をしてくるの?」別の人に尋ねたところ、こんなことを言われました。

「日本の男性は愛を語らない。だから、愛してる、君しかいない、と浴びせ続ければ、日本女性は言われ慣れてないからその気になる(と思っている)」

これはアジア圏での出来事ですが、日本男性が愛を語らないイメージは、同じくヨーロッパにもあるようで、あるとき友人にこのように言われました。

「好きな女性とレストランにいれば、普通の男は愛を語るでしょう。もしそれで断られてもいいじゃないか!なのになぜ何も言わないんだ?」

なぜと言われましても、私、女性ですし‥

【日本人側】日本男性も情熱的

愛の言葉をマニュアルのように使うバカ男たち。それじゃ誰も引っかからんぞい!

だって日本の男性も「愛してるよ」ってめっちゃ言いますよ。もちろんクールな人もいるけど、けっこうみなさん情熱的です。

始めはその気がなかったのに、彼の押しが強く、こんなに愛してくれるのならと、女性の心が動いたケースなんていーっぱいあるでしょ。

強いていえば不器用というか、決して表現豊かではないけど、台本通りの「愛してるよ」とは大違いです。

そもそも、「女一人旅=男を求めてるだろう」の時点から勘違いです。

【日本の男は愛を語らない】のまとめ

多分彼らは人のうわさや映画などから、古い時代の情報を得たのではないかと思います。

現代ではインターネットでリアルな情報を得ることができますが、ほんの少し前までは、日本にはまだ侍がいると思われてたくらいですからね。

特に男女間のやり取りは二人っきりで行われるため、真実を確認する機会もないまま、架空の情報とイメージだけが膨らんだのではないしょうか。

日本人は勇気がない

【外国人側】売ったケンカを買わずに逃げた

ある国の友人が来日したとき、彼は道で知らない日本人とケンカしそうになったそうです。

そしてその気で立ち向かおうとしたところ、相手はかかってくるのではなく、そのまま去っていってしまったのだとか。

よって「日本人は勇気がない」という印象が生まれたわけなのです。

【日本人側】相手にするのをやめただけ

詳しい状況はわかりませんが、そもそも多くの日本人は、ケンカするのが勇気だとは思ってないでしょう。

それどころか、相手を負かすよりもオトナな対応をとる方が、きっと美化されていると思います。

しかも、イラッときた相手がちょっと変な発音の日本語で話してきたら、ケンカしたところで話が通じないのわかるじゃないですか。

だからその日本人は勇気がなかったのではなく、単に相手にするのをやめたのでは?というのが、話を聞いた限りでの私の感想です。

【日本人は勇気がない】のまとめ

ちなみにこの方の母国では、男女ともにケンカし始めたら、どっちも引かない!というカラーがとても強いです。

それからレストランの店員とかも、納得いかなければ相手がお客さんだからといって、低い態度は見せません。

彼らにとっては悪いと感じてもいないのに、「申しわけありません」なんて意味不明なのです。

だからきっと、ケンカしかけて去ってく姿は奇妙であり、怖がって逃げたんだ、勇気がない、と捉えるのも無理もないかもしれません。

日本人は言いたいことを言わない

【外国人側】嫌われるのを恐れている

これは非常によく聞きますね。はっきり断らない、その場は笑顔で過ごして後から文句を言う、などなど。

まぁその通りだと思います。確かに私たちはあまりダイレクトに“No”と言わず、あらゆる言葉をにごしながら使います。

ただ誤解されているのはそこではなく、“No”と言わない理由の部分です。

例えば、断らないのは嫌われるのが怖いのか、いい顔をしていないと不安なのか、など。何故?というところに誤解が生じているようです。

【日本人側】日本人なりの言葉で返事をしている

確かに相手の反応を気にして、言いたいことを言えずにいるケースはあるでしょう。

だけど私たちは日々のコミュニケーションの中で、常に嫌われるのを恐れ、言うべき言葉を覆い隠して生きてるわけではありません。

実はほとんどの人はほとんどの場面で、何かしらを伝えていると思います。わかりやすいところでは、誘いを受けたときに「行けたら行くね」と返事しますよね。

これは本来、「参加の意思はあるけど今すぐに返事が出来ないよ」という状況下で使いますが、時には断り文句としても使われます。

そして言われた方も意思がないことを察するので、大抵はそれで何事もなく終わります。もしトラブルになったとしても、原因は言葉そのものではないでしょう。

つまり日本人は、何かしらの言葉で意思を伝えているけど、その表現が外国人には非常にわかりにくい、ということです。

【日本人は言いたいことを言わない】のまとめ

日本には本音と建て前の文化があるため、表面だけをダイレクトに受け止めていたら、きっと噛み合わないことが多いです。

だけど聞き手も相手の状況や心理を察し、「無理に言わせない」という行動を無意識に取るので、日本人同士のコミュニケーションは成り立ちます。

ときどき察することができず、突っ込んだ質問をしたり、余計なことを言わせてしまう人は、「空気が読めない」と煙たがられますね。

だけどこれを理解するのは外国人にとって高度であり、かなりのジャパン上級者じゃないと難しいと思います。

日本人は常にストレスを抱えている

【外国人側】フラストレーションをため込んでいる

日本人は常にストレスを抱えている。これは、言いたいことを言わない→だからフラストレーションをため込んでいる、という図式です。

だけどこのイメージは、これを言った本人の体験から生まれたわけではないようです。

ときどき社会に訴えかけるような、ダークな詩の付いたミュージックがありますよね。その日本人アーティストの作品から得たそうです。

ちなみにこの方に、「日本人は勇気がないと言った人もいたよ」と友人の話をしてみたら、また予想外の言葉が返ってきました。

「あぁ、やっぱりケンカを堪えて、フラストレーションをため込むんだ!」

だそうです‥

すでに彼の中でイメージが定着してるので、きっと何を言ってもそのようにしか聞こえないと思います。

【日本人側】別にため込んでないし

日本人特有の遠回しの言い方が出来上がったのは、そもそもガマンが前提ではなく、相手を敬う気持ちが込められているのではないかと思います。

実際に人々がどれだけ相手を敬っているかは知りませんが、はっきり言わない→だからフラストレーションが溜まる、という単純な仕組みではありません。

逆に、もしもそのスタイルを崩そうとすれば、それこそがストレスになるでしょう。

もちろん人にも寄りますが、日本人というくくりで言うならば、みんながみんなフラストレーションをため込んでるようには感じませんが…どうでしょうか。

【日本人は常にストレスを抱えている】のまとめ

友人があまりにこの話ばかりするので載せてみましたが、そもそも本人が直接感じたことではないため、正直なところコメントがありません。

確かにストレス社会ではありますが、人々が何かしらに不満を抱き、社会のあり方に愚痴をこぼす様子は、私が見た限りではどの国も同じでした。

日本人はハードワーカー

【外国人側】仕事が一番、家族は二の次

日本人はハードワーカーというイメージ。こちらもかなり頻繁に耳にします。

朝の通勤ラッシュの様子を珍しがる人も多いですね。「日本の電車は、本当に駅員が乗客を手で押し込んでるの?」と数人に聞かれたことがあります。

そしてある外国人が日本人の様子を書いた本を出版し、その中にあるひとつが「日本人は仕事が一番、家族は二の次」というイメージだそうです。

「なぜ日本人は家族より仕事の方が大事なの?この国では何よりも家族が一番、お父さんは家族が笑っていれば幸せなんだよ」

と、それを読んだ友人に言われました。

【日本人側】家族のために仕事をしてるのでは?

私も外国人と同じように、日本人はハードワーカーだと思います。みなさん本当によく働いていますよね。

そして「日本人は仕事が一番、家族は二の次」というこのイメージ。同意はしませんが、そう見えてしまうのはよくわかります。

実際は、お父さんは家族のために一生懸命に働いているので、「家族よりも仕事LOVE」なわけではないと思います。

まぁ、家族が二の次の人もいますが、勤勉な日本人の多くは、家族の方が大事だからといって、仕事を放ったりはしないのではないでしょうか。

【日本人はハードワーカー】のまとめ

以前ヨーロッパの長距離バスの中で、ボストン在住の日本人男性と話したことがありました。

彼によると「日本人はハードワーカーってみんないうけど、アメリカ人だってちょー仕事してるよ。正月休みなんてそもそもないからね」と言っていました。

私はアメリカ経験がないのでよくわかりませんが、日本人はコツコツ型の性格であるせいか、なぜか勤勉さが際立ちます。

みなさん、からだには気を付けて。お仕事頑張ってください。

日本人に悪い人はいない

【外国人側】日本人は誠実だ

日本に留学中の友人が、来日したばかりの頃に、相談があると電話をして来ました。

彼女はスタイルが良く美人なので、道端で知らない男性に声をかけられ、そこで連絡先を聞かれ、週末に飲みに行く流れとなったそうです。

そして、実は彼女に行きたい気持ちはあまりなく、こういう場合はどうしたらいいかと相談してきました。

聞けば、日本人は誠実だから断ったら申し訳ない、と思ったらしいです。

【日本人側】知らない人に付いてっちゃダメ!

どうしたらいいかと悩む前に、知らない人に声かけられたら普通は断るでしょ!と思う人もいるかもしれません。

だけど私は彼女の気持ちがよくわかります。慣れない外国では、その「普通」がわからないのです。

「酔ってホテルに誘う男なんてたくさんいるよ。その人のことが気に入ってるならいいけど、そうじゃないなら行かない方がいい」

そう伝えると、「えぇ〜!日本にもそんな人いるんデスカ!?」と言ってましたが、私もここまで安全神話を持っているとは驚きました。

後日、彼にはお断りの連絡を入れて、飲みに行くことはなかったそうです。

【日本人に悪い人はいない】のまとめ

ほかにも外国人によく聞かれるのが、「そこらにバッグを置いても無くならないって本当?」「財布落としても中身がそのまま戻ってくるって本当?」など。

これは半分正解で半分不正解ですね。運が良ければ戻ってくるけど、ときには手に持ってるものでさえ引ったくられたりと、日本にも悪い人はたくさんいますから。

ただ勝手のわからない観光客をターゲットにした犯罪は、外国では頻繁ですが、確かに日本では少ないかもしれません。


外国人との違いは日本人の改善点ではない

このように外国人と日本人を比較した記事は、ほかの場所でもときどき見かけます。

うなずけることや笑えること、そしてタメになることも多いですが、ちょっと気になってしまうのは、そこから反省点や改善点を見出している部分です。

例えば、もっと積極的になろうと呼びかけたり、自分たちのあり方を見直そうという、一見正論のようなひと言が添えられていることがあります。

そうしたいと感じて変化していくのはいいですが、私たちのあり方を、改善点として捉える必要はどこにもありません。

なぜならそこには「違い」があるだけで、本来改めなければならないものは何もないからです。

ただ外国に行くと、日本の常識や価値観が通用しないのは明らかで、それは面白いときもありますが、けっこうショックなときもあり、戸惑うときもよくあります。

そしてけっきょくは、正解はどこにもないという、最もナチュラルなことに気付いて行くのかもしれません。

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