ホロコーストの歴史がわかる!リトアニア・カウナスの2つの博物館

リトアニア・カウナスにある2つの博物館は、ヨーロッパの悲劇の歴史、ユダヤ人大虐殺に関するものが展示されています。

ひとつはカウナス中心部から離れた場所にありますが、もうひとつは旧市街から歩くことができ、そこには多くの日本人も訪れています。

今回はそんなカウナスにある、2つの博物館をご紹介します。時間が許すならば合わせて訪問すると、より理解が深まると思います。


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リトアニアを襲った悲劇の歴史

第二次世界大戦中、ナチスドイツによるユダヤ人迫害(ホロコースト)が行われ、多くの人々が強制労働を強いられた末に殺されました。

これはユダヤ人を絶滅させるといった恐ろしい計画でしたが、その悪夢の始まりとなったのはリトアニアだったようです。

正確な数は分かっていませんが、犠牲者はおよそ数百万人にのぼると考えられており、そのうちの大半がリトアニア・ユダヤ人といわれています。

なぜこのようなことが起きたかについては、政治・権力・宗教・人種・歴史などの様々な要因が絡み合っていると思います。

どちらにしても世界史上最悪といってもいいほどの、悲劇の歴史となったことは間違いありません。


ユダヤ人虐殺の舞台「第9要塞博物館」

カウナスにある第9要塞博物館(Kauno IX forto muziejus)は、ユダヤ人の収容・虐殺が行われた現場であり、現在は建物内部が一般公開されています。

暗く冷たい館内はひとりで歩くのが怖い雰囲気で、そこにいるだけで重く悲しい当時の様子が思い浮かびます。

何の部屋かわかりませんが、あまりの不気味さに前へ進めない場所もあり、このようなところに閉じ込められていたかと思うと恐怖を感じます。

屋外には銃殺現場となったコンクリートの塀があり、壁には生々しい銃弾の痕が残されています。

さらに奥には遠くからでも確認できる、存在感のある巨大なモニュメントが建てられていて、この第9要塞の象徴となっています。

遠くから見ると尖ってイカツイ雰囲気ですが、近くで見ると人の形に彫刻されていて、どこか優しさが伝わる感じがします。

周囲の景色だけを見ていると静かで穏やかな空気が流れていますが、実は大量殺人の現場であるとは何とも複雑な思いです。

第9要塞博物館へのアクセス

第9要塞博物館はカウナスの中心部から離れていて、あまり便利とはいえません。

私は友人の車で向かったのでリアルな情報をお伝えできませんが、調べたところによると以下の行き方になるようです。

57Gのバスに乗り「Lazdynėlių g.」で下車。降りてから徒歩20分。

23番のバスに乗り「9-ojo forto muziejus」で下車。降りてから徒歩10分。

37番のバスに乗り「9-ojo Forto g.」で下車。降りてから徒歩25分。

所要時間は徒歩も入れると40分〜1時間ほどで、23番に乗るともっとも近くに着けるようです。

住所:Žemaičių pl. 73, Kaunas 47435

営業時間と料金

4月〜10月:10:00〜18:00 月曜休館
11月〜3月:10:00〜16:00 月・火曜休館

入館料:3ユーロ(学生・グループ割引あり)
6歳以下と月の最終日曜日は無料

ガイドツアー:30ユーロ(3時間)、 15ユーロ(90分)、10ユーロ(45分)
※英語かロシア語


ユダヤ人を救った外交官「杉原千畝記念館」

杉原千畝は第二次世界大戦中、カウナスで日本領事館領事代理として赴任していた人物で、多くのユダヤ人難民を救ったことで知られています。

ユダヤ人たちは亡命のために、日本のビザを求めて彼の元を訪れたようですが、当時日本政府はそれを許可していませんでした。

ですが多くの命を見殺しにはできないと、考えた末に国に背いて大量のビザを発給し、結果約6000千人が救われたそうです。

その舞台となったカウナスの旧日本領事館は、現在博物館として一般公開されていて、杉原氏が使っていたデスクや実際のパスポートも展示されています。

この物語は唐沢寿明主演の映画にもなっているので、カウナスを訪れる前に観てみてはいかがでしょうか。

杉原氏の歴史を知るには学びやすい材料であり、より理解が深まると思います。

杉原千畝記念館の行き方

旧市街、カウナス駅から徒歩15分
住所:Vaižganto g. 30, Kaunas 01100

土・日:休館 11:00〜15:00
入館料:4ユーロ(学生は半額)


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