冬のモンゴル東ゴビのおすすめスポットと服装、大地のエネルギーがふき出すシャンバラランド

モンゴル旅行といえば緑の草原で乗馬をするのが定番ですが、実は厳しい寒さの冬だからこそ味わえる魅力もたくさんあります。

今回ウランバートルからサインシャンド(サインシャンダ)という町へ行き、そこから東ゴビと呼ばれるエリアを旅しました。

東ゴビはミステリアスな雰囲気の漂う、モンゴルでも有名なパワースポットです。冬のモンゴル、そして東ゴビの祈りの旅の体験をまとめました。

【モンゴル旅行の基本情報】
ウランバートルまでたった5時間半!モンゴル旅行の準備・服装・おすすめ・注意点


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モンゴルのパワースポット東ゴビとは

モンゴルの南東部に位置する東ゴビ(ドルノゴビ)は、手付かずの自然が広がるエリアです。

自然といっても森林ではなく砂漠のような状態で、ゴビとは草がまばらに生える荒地のことを表しています。

モンゴルの冬は寒さが厳しくときどき雪が降りますが、雪国ではないため多くは積もりません。

東ゴビでは砂状の地面の上にうっすら雪がかぶり、風が強いと雪が飛ばされ、再び砂だけになってしまうそうです。

そんな砂の大地はどこか謎めいた雰囲気を漂わせ、その中にいくつかの聖地といわれる場所が点在しています。

中でもシャンバラランドは世界有数のパワースポットといわれ、現地の人々にも注目されています。


モンゴルの大地を走る列車の旅

サインシャンドへ行くには

砂漠の町サインシャンダへ行くには、ウランバートルから電車で約450kmほど南へ進みます。

長い道のりとなりますが、乗車するのは寝台列車なので、座席は横になれるように作られています。

行きはウランバートルを朝出発し、10時間後にサインシャンダに到着します。そして戻るときは夜行となって再びウランバートルに向かいます。

切符は駅で購入できますが、席が空いていないときもあるようなので、可能であれば事前に予約をしておくと安心です。

窓からは広い空に広い大地、ときどき遠くに動物の群れなどを見ながら、異国の列車の旅を楽しむことができるでしょう。

列車内は人々との触れ合いの場

座席はボックスシートになっていて、乗客同士なごやかな雰囲気が漂っています。モンゴル人は基本的にとても親しみのある性格なので、馴染んでしまえば共に楽しい時間が過ごせます。

私の向かいに座った男の子は食べきれないほどたくさんのお菓子でもてなしてくれて、隣にいたお姉ちゃんとは片言の英語を話しながら連絡先を交換し、後から乗ってきた若者たちとはトランプをして遊びました。

何より驚いたのは、仲良し姉弟だと思っていた2人が赤の他人だったことで、モンゴル人はまるで大きな家族のような感じです。

列車内での注意点

人々とのコミュニケーションが楽しめる一方で、このような場所ではスリが多いのも事実です。

貴重品はくれぐれも体から離さないようにし、使わないものはできるだけ座席の下にしまいましょう。

トイレは通過エリアによって使用禁止になります。長旅なので食事をしたりお茶を飲みながら過ごすことになりますが、水分はあまり摂りすぎないよう気を付けましょう。


砂漠の町サインシャンド

サインシャンドの宿泊施設とレストラン

サインシャンダに到着すると辺りはすでにまっ暗で、町に明かりが少ないのでどんな景色かがわかりません。

まずは食事をするためにタクシーに乗りました。

Crystal House Hotel

向かったのはCrystal House Hotel。この辺りではきっといいホテルなのだと思います。

サインシャンダではWi-Fi設備の期待ができませんが、このレストランでは使うことができました。

オーナーさんらしき女の人がテーブルまで挨拶に来てくれて、料理もなかなか美味しかったです。

Crystal House Hotel
+976 9911 0076
https://www.facebook.com/crystalhousehotel

Ayanchin Guest House & Hotel

宿泊したのはAyanchin Guest House & Hotel(アヤンチンゲストハウス)。駅からとても近い場所にあります。

サインシャンダには宿泊施設がいくつかありますが、明かりの少ない町で宿を探すのは大変です。決まってない場合はこれらの場所を駅で尋ねてみてください。


【アヤンチンゲストハウス付近の朝の様子。右に小さく見える白い建物は駅です】

Ayanchin Guest House & Hotel-Аянчин буудал
99190390, 96039988
https://www.facebook.com/AYANCHIN.guesthouse/

サインシャンドからの移動方法

移動手段はタクシーで、バスがあるかどうかは確認していませんが、もしあったとしても、いろいろなところを見て回るにはかなりハードだと思います。

そのため値段交渉をした上でタクシーを利用することになりますが、サインシャンダではほぼ英語は通じないのでコミュニケーションは大変です。

ツーリストは通常より高い金額を提示される可能性があるので、モンゴル人が同伴でない場合にはじゅうぶん注意してください。

モンゴル語が話せる方以外は、できるだけガイドを付けることをおすすめします。


東ゴビのパワースポット巡り

願いを叶えてくれる黒い山

サインシャンドからしばらく進むと遠くに山が見えてきます。

ここは黒い山といって、願いが叶うと伝えられている聖域です。頂上に登れるのは男性のみで、女性は中腹まで行くことができます。

モンゴルでは祈りの場にウォッカを使うことが多く、ここでもグラスに注いだウォッカを山に向かってほおりました。

神と共にウォッカを飲み祈りを捧げると、その願いは必ず叶えられるといわれています。

黒い山は高台から辺りを見渡せる絶景ポイントでもあります。

私たち日本人は地平線を見る機会がないので、きっとモンゴルの大地の広さに感動するでしょう。

モンゴルの祈りに関する豆知識

旅の安全を祈願するオボー

郊外へ行くと石が積み上げられているものをよく見かけます。これはオボーといって旅の安全を祈るために作られたそうです。

オボーのまわりを3周し、地面に落ちている石を置いていくのが一般的な祈り方で、丸いものから背の高いものまで形は様々です。

聖なる布ハタク

このような祈りの場所では必ず青い布が巻かれています。これはハタクといって、モンゴルでは聖なる布として扱われています。

ハタクはオボーや寺院のほかに車内や室内にも飾られ、またお祝いの場でも頻繁に使用されているようです。

女性の願いを叶えてくれるおっぱい岩

黒い山が男性しか登れなかったことに対し、こちらは女性のために用意された祈りの場です。2つの岩が女性の乳房をイメージして作られ、まわりにミルクをかけながら祈ります。

ミルクもウォッカ同様、聖なるものとして扱われることが多いです。

おっぱい岩は今までどれだけのミルクをかけられてきたのでしょうか。表面は真っ白にかたまり岩と同化しています。

モンゴル最大のパワースポット・シャンバラランド

モンゴル最大のパワースポットである、シャンバラランドのエネルギーセンター。遮るものが何もない吹きざらしのような場所で、手前で入場料を支払い敷地へ入ります。

正面の建物にはお釈迦様の目が描かれ、向かって左側から中へ入ると土の色が一部変色している場所があります。

変色の理由はそこから大地のエネルギーが吹き出しているからだと伝えられています。

訪れた人は大地に寝そべりエネルギー浴をします。

ここで不思議なパワーを感じる人もいるようですが、鈍感な私が寝てみた感想は「寒かった‥」のひと言でした。

紙に様々な思いやこれまでの罪を書き、シャンバラランドでそれを燃やすと煙とともに浄化されていくそうです。

そして負のエネルギーが消え去りきれいな体になったあとは、建物の右側から外に出ます。

シャンバラランドは広い大地に現れる、ちょっとミステリアスなスポットです。

その他の東ゴビのおすすめスポット

瞑想の洞窟

エネルギーセンターの先にある洞窟は、ラマが108日間立てこもって瞑想をし、修行をしたといわれる場所です。

この何もない場所でどうやって過ごし、どんな修行をしていたのか、実際の様子を見てみたくなりますね。

ここには背の低い桜の木があり、大きく成長することもないみたいですが、春にはちゃんと花が咲くそうです。

この穴はお母さんの産道で、通り抜けると新たに誕生すると意味づけられています。シャンバラランドで浄化したあと穴をくぐれば、さらに清く生まれ変われるかもしれないです。

大人ひとりが四つんばいになり、やっと通れるくらいの大きさなので、冬はコートを脱いで通った方がいいと思います。

大空に響く浄化の鐘

小高い丘にポツンと現れる鐘は、鳴らすことで悪事を祓う意味があるそうです。

鐘を突くのは私たちにも馴染みがありますが、こんなにひらけた場所で音を響かせるのは、なかなかできない体験でしょう。

いくつか突いた鐘の音は、広い空と大地に吸い込まれていきました。

こんな場所も!恐竜の化石発掘

パワースポットとは少し違いますが、鐘のある場所からもう少し先へ行くと、恐竜の化石が発掘できるスポットがあります。

モンゴルは恐竜の骨が数多く発見されているらしく、これだけの手付かずの大地があれば、もう何が出て来てもおかしくありません。

冬の間は地面が凍っているので発掘に励む人はいませんが、夏であればこんな変わった体験も面白いでしょう。

ハマル寺院

野外のスポットばかりでなく、東ゴビには寺院もあります。

ここにはいくつかの建物があり、中はガランとしていて色が派手なのが印象的でした。

ラマがとても歓迎してくれて、日本の皇太子妃が東ゴビで祈ったあとに子を授かったとの話をしてくれました。(実際のことかどうかは不明です)

私は歴史や宗教に関しての知識はありませんが、これら東ゴビの様子を見た限りでは、モンゴルの思想はなかなか奥が深そうです。


冬のツーリストゲルに宿泊

東ゴビを日帰り観光してサインシャンダへ戻ることも可能ですが、せっかく郊外へ出かけるならば、ゲルに宿泊をおすすめします。

トイレとシャワーは使用不可

冬季はキャンプが閉鎖しているため、トイレやシャワーが使えません。トイレは穴を掘った上に建てられた小屋がありますが、場所によっては遠いこともあります。

夜は真っ暗なので周辺で済ませることになりますが、それも慣れてしまえばあまり気になりません。

だけど女性は何かと手間がかかるときがあるので、ウエットティッシュはたくさん用意しておいた方がいいと思います。

ストーブの燃料は馬の糞

マイナス20〜40度くらいまで気温が下がる冬のモンゴルは、ゲルではストーブがないと過ごすことができません。

ウランバートルのゲルに住む人々は石炭を燃やして暖をとりますが、ここでは乾燥させた馬糞を燃料としていました。

これだとコストがかからないだけでなく、空気も汚れずに済むそうです。

そのほか薪を使っている場所もあります。ツーリストが慣れない手で火を扱うのは危険なので、点火する際には必ず現地の人にやってもらってください。

美しい星空が見れる

ゲルがある場所には街明かりがないため、とてもきれいな星空を見ることができます。

冬は凍りつくほどの寒さなので長時間眺めるわけにはいきませんが、三脚を持って行けるのであれば、星空撮影を楽しむのもいいでしょう。

シャッターが開いている間はゲルの中で待機することもできます。


冬のモンゴルを旅する際の服装

冬のモンゴルで最も寒いといわれる1月頃は氷点下20〜40度くらいにまで下がります。

そして雪が少なく空気が乾いているため、寒さの質はさらに厳しく、毎年冬の極寒地へと出かけている私にとっても、モンゴルの寒さはダントツでした。

ただ、正しく防寒していれば何も恐れる必要はありません。冬は冬にしかない素晴らしい景色が広がっているので、しっかり防寒した上でぜひ訪れて欲しいと思います。

靴は滑りにくいものを選ぶこと

最も寒い時期のモンゴルでは、単に暖かめのスノーブーツでは間に合いません。裏起毛付きはもちろんのこと、できるだけ厚底で滑りにくいものを選びましょう。

冷えは足元からというのは本当なので、下半身はしっかり防寒することをおすすめします。

ジャケットは極寒地対応のものを

極寒地、または冷寒地対応といっても基準が様々なので、実は適したジャケット選びはとても難しいです。

モンゴルでは本来汚れても平気な服装が望ましいので、もし購入するのであれば、登山用品を扱うメーカーの中から選んでみてはいかがでしょうか。

その際にも事前にメーカーとよく相談することをおすすめします。

モンゴル人の友人が貸してくれた、内側が動物の毛で作られたコートを着ていたときは、まったく寒さを感じませんでした。

なので現地調達するものアリだと思います。タイミングよく気に入ったものが見つかるかはわかりませんが、日本で購入するより安く手に入れることができるでしょう。

重ね着できるものを準備

インナーは保温性に優れたものを着用するのはもちろんですが、寒さの感じ方には個人差があるため、ちょうどいい服装は現地に行ってみないとわからないのが正直なところです。

そしてどの極寒地にもいえることですが、室内は暖かいので汗をかかないようにすることがポイントです。汗をかいた状態で外に出ると冷えてしまうので注意しましょう。

それからしっかりと防寒できていれば野外にいても暑くなります。状況に応じて体温調節できるように、インナー・セーターなどは薄手のものを数枚持っておくのがベストです。

私が実際に着ていた服装は、速乾性のあるゴルフ用の長袖インナー、ヒートテックの肌着2枚、トレーナー、スパッツ2枚、タイツ、薄手のパンツ、裏起毛付きのパンツ、靴下2、3枚、ダウンジャケットです。

冬のアイテムと注意点

マフラー、耳の隠れる帽子、手袋2枚(薄手の上に厚手の手袋を重ねる)、フェイスマスク(なければマフラーで代用可)、などで素肌のすき間をできるだけ埋めてください。

貴金属は凍傷になる恐れがあるのですべて外しましょう。モンゴル人女性はピアスをしている人も多いですが、私たちとは食生活も体質も違うのでマネしてはいけません。

空気が乾燥しているので、リップクリームやハンドクリームを持参するといいでしょう。


冬の東ゴビを旅した感想

冬のモンゴル・東ゴビは祈りの旅となりましたが、何よりも目を引いたのは人々の思いの深さでした。

モンゴル人に見る祈りには、私たちにはない真剣さがあり、そしてあらゆるところで「生まれ変わり」に関するキーワードを耳にしました。

そのあと、モンゴルにはシャーマンがいるよと教えてもらったときは、彼らの思いのベースにはいったい何があるんだろうと、とても興味が湧きました。

その後もモンゴルに惹かれていったのは、そんな面白さを感じていたからかもしれません。

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