8月の雨季のネパールを観光する際の持ち物と注意点、郵送でビザ申請する方法

日本では旅の目的地としてあまり馴染みのないネパールですが、今回縁あって数週間滞在することになりました。

6〜9月頃はネパールは雨季に入り、土砂降りの雨となるため観光には適さないと言われていますが、私としてはそんなこともなかったかと思います。

ただ現地では頻繁に電気が止まり、車道には野良牛が歩いていて、それらの光景は想像以上に珍しく、軽いカルチャーショックを受けました。

雨季のネパールを旅する際の、状況に応じた持ち物と注意点をまとめました。


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ネパールビザの取り方

ネパールへ入国するにはビザが必要です。それには出発前に大使館に申請するか、到着後に現地の空港にて取得するかのどちらかになります。

入国時に現地の空港で取得する場合には混雑が予想されるので、できるだけ出発前に取得した方がスムーズです。

郵送でネパールビザを申請する方法

在日ネパール大使館は東京、大阪、福岡にあり、ビザ申請はこのいずれかの場所で手続きを行います。

東京大使館のみ郵送でも申請を受け付けているので、私はこの方法でビザを取得しました。

やり方はとてもかんたんなので、遠方の方にとっても大変便利だと思います。申請に必要なものと手元に届くまでの流れは以下の通りです。

ネパールビザの申請書を記入

まずは在日ネパール大使館ホームページより申請書をプリントアウトし、そこに必要事項を英語で記入します。

在日ネパール大使館ホームページ

書き方は日本語で説明されているので難しくありません。間違いと記入漏れのないよう注意しましょう。

「ブッダ誕生地であるルンビニを訪れる予定はあるか」という質問事項がありますが、入国後にプランを変更しても問題ないので、記入時に予定があるかないかを回答すれば大丈夫です。

申請書には証明写真が必要なので、こちらも忘れずに用意しましょう。

返信用の封筒(簡易書留)を用意する

パスポートの入る定型郵便封筒を用意し、郵便局で簡易書留扱いにしてもらいます。

そこに返信時にかかる送料分の切手を貼ります。封筒の中にはパスポートが入るので、郵便局にパスポートを持参して重さを量ってもらいましょう。

窓口で説明すれば、封筒もすべて用意してくれるので大丈夫です。

ネパール滞在期間に合わせた申請料を用意する

申請料金は滞在日数によって異なります。ご自分が滞在する期間分の申請料を、現金で用意してください。

15日間で3000円、30日間で5000円、90日間で12000円です。

※到着後に現地の空港で取得する場合の申請料は、15日間で25US$、30日間でUS40US$、90日間で100US$です。

ネパール大使館に郵送する

記入済みの申請書(証明写真付き)、返信用の封筒(切手付き)、申請料、パスポート、これらをすべて現金書留の封筒に入れ、在日東京ネパール大使館に郵送します。

パスポートは有効期間が6ヶ月以上あること、ビザ用の余白が最低1ページ残っていることが必要です。

申請後はネパール大使館より、ビザが貼られたパスポートが折り返し自宅に送られてきます。

通常ならば一週間以内で届くと思いますが、不備があったり災害で遅れたりなど、万が一のことを考えて日数には余裕を持った方がいいでしょう。

ネパール大使館に直接伺い取得する方法

大使館に直接伺う場合も、返信用の封筒以外は持ち物は郵送のときと同じです。

申請には大使館へ足を運び、受け取りのみ郵送を希望する場合は、返信用の封筒を持っていきましょう。

受付時間は平日の午前中のみ、10:00~12:00まで。住所など詳細はホームページにて確認してください。

お問い合わせ・詳細は、在日ネパール大使館ホームページをご覧ください

日本からネパールへの行き方

日本からネパールまでの直行便はありません。必ず近隣国を経由することになり、主に中国、韓国、タイ、マレーシア、シンガポール、インドなどから向かいます。

フライト時間は経由する国と乗り継ぎのタイミングによって異なりますが、いずれも出発から到着までは一日がかりになりそうです。

陸路であればインドから入国することができます。


停電の多いネパールの電気・通信事情

ネパールは恐ろしく停電が多い国


午後2時頃のカトマンズの銀行にて

ネパールは停電が頻繁に起こります。その頻度は時期によっても違いますが、長いときは一日のほとんどが停電しているときもあるそうです。

銀行やレストランでは室内の照明が急に消えて、薄暗い中で過ごすのは当たり前の光景です。

はじめは何が起こったのかと驚きますが、数日もいれば慣れてきます。

充電はできるときにしておこう

ホテルやゲストハウスには自家発電装置が付いているので、停電中でも一部の電気は使えます。

ただ停電時に使いたいコンセントが使用可能かどうかはわからないので、カメラやスマホの充電などは、たとえ残量があったとしても早めに済ませておきましょう。

コンセントの形状は統一されていない

海外で日本の電化製品を使うときは、コンセントの形状と電圧が違うため、必ず変換プラグを使用します。

通常であれば、その国のコンセントの形状に合ったプラグを持っていればいいですが、ネパールの電化製品は様々な国から輸入されたままのものが多いため、なんとコンセントの形が統一されていないのが特徴です。

そのためどの形状にも対応できる、マルチ変換プラグを持って行くことをおすすめします。

電柱には触れない方がいい?

これだけ停電が多いのに、カトマンズでは電線がやたらと混雑している様子が見られます。

ちなみにネパール人の話によると、「感電するかもしれないから電柱には触らないで!」とのことでした。

まぁ、ごく稀だとは思いますが、あり得ない話でもなさそうなので、念のために注意しておきましょう。

ネパールの不安定なWi-Fi状況

電気同様、Wi-Fiも途絶えることが度々あります。そして繋がっていても基本的には不安定なので、遅いのは仕方がありません。

宿泊施設やカフェなど、ツーリスト向けの場所であれば比較的繋がりやすいですが、私が友人宅に泊まっていた時は、一晩(約12時間)Wi-Fiが途絶えたこともありました。

大事なことは早めに済ませよう

どのタイミングで使えなくなるのかはよくわかりませんが、どちらにしても調べものや大事な連絡など、必要なことは後回しにしない方が良さそうです。

私はメールでデータを送らなければいけない用事があったのですが、操作の途中でWi-Fiが途絶え、その後朝まで不通だったのでとても困りました。

保留にしておけるものはいいですが、航空券の予約を行うなど、大事な場面で途切れる可能性もあります。オンラインを使う際は、何事も直前の行動は注意してください。


ネパールの雨季とおすすめの持ち物

雨は短時間で激しく降る

雨季のネパールは雨の勢いが激しいですが、一日中降り続くことはありません。

ヒザまでつかるほどの濁流になるとの情報を耳にしていたので、どんなにすごいのかと覚悟していましたが、思ったほどでもありませんでした。

ときには雨量が多く、洪水のようなことも起こるのかもしれませんが、イメージ的には日本の夏に見られるにわか雨のような感じです。

足元はサンダルがおすすめ

プチ洪水をイメージしながら、雨対策のためにレインシューズを用意していましたが、けっきょく一度も履くことはありませんでした。

ただ、地面は舗装されていない土の場所が多いので、サンダルでいれば足元は泥だらけになります。

それでも履物はサンダルか、気になる方は汚れてもいいスニーカーがいいと思います。雨は一日降り続かないので、晴れ間が出ればレインシューズは暑くて仕方がありません。

ツーリストのほとんどはサンダルで過ごしているので、適当に雨宿りをすれば大丈夫だと思います。

外出時は洗濯物は室内に!

今晴れていたというのに雨は急に降ってきます。そのため外出する際は、洗濯物は必ず室内に移動させましょう。

宿泊施設が集まる場所では、ランドリーサービスを行っています。私は利用したことがないのでよくわかりませんが、干す際には外に出しっぱなしはやめた方がいいと思います。

ちなみに洗濯物はそこら中に干してありますが、ネパール人が雨だからといって慌てて入れているのを見たことがなく、友人宅でも預けた洗濯物は案の定ずぶ濡れになりました。

それ以来、室内にロープを設置して干すようにしていました。室内でもファンが回って入れば、意外と早く乾きます。

晴れれば日差しがとても強い

雨以外のときは日差しがとても強く、そしてとにかく暑いです。だけどカトマンズは湿気が少ないので、日陰にいれば冷房なしでも涼しいと思います。

南に行くほど暑くなるので、ルンビニやチトワン国立公園などへ向かう場合は、秋以降が適しているかもしれません。

日傘と日焼け止めクリームが必需品

強い日差しを避けるため、外出時には男女問わず日傘を差しています。

傘があれば日よけもできるし突然の雨にも役立つので、常に折りたたみ傘を持ち歩くことをおすすめします。

それから日焼け止めクリームも必需品です。日差しは肌の色が黒くなるだけでなく、からだが疲労するので直撃は避けましょう。

砂ぼこりと排気ガス

ネパールはとにかく砂ぼこりがすごいです。特に都会であるカトマンズでは、まっ黒な排気ガスが入り混じるので、風が吹けばまともに息ができません。

タクシーではエアコンを付けずに窓を開けている場合がほとんどですが、空気が悪いために開けるか閉めるか迷います。(閉めるとかなり暑いです)

隣を走っているトラックのまっ黒な排気ガスが、半分開いた窓からダイレクトに入ってきたときは苦しかったです。

口元を覆うマスクかタオルを持ち歩こう

ネパール人はよく布製のマスクしています。確かにあの空気の中ではマスクやタオルなど、口元を覆うものを常に持ち歩いた方が良さそうです。

マスクは露店でも売られていますが、その場合はマスク自体がホコリまみれなので、一度洗ってから使用することをおすすめします。

ホコリよけにサングラスを!

砂ぼこりが舞うと目が開けられないので、カトマンズではマスクのほかに、サングラスも持っていると便利です。

それから薄手のストールなど、頭部を覆うものを一枚用意するのもいいでしょう。

私は滞在中、これらを何も持たずに過ごしてしまいましたが、今思い返してもやはり用意はあった方がいいと思います。

雨季のネパールは蚊が多い

どの季節まで現れるのかわかりませんが、雨季のネパールは蚊が多いです。

宿泊施設はエアコン付きでない部屋が多く、あっても停電で常に使えるわけではありません。そのため日本のように、締め切った空間というのは少ないです。

外にいれば蚊の攻撃に遭う機会も多いので、刺されやすい人は要注意です。

虫除けグッズで対策を!

現地でコンセント式の蚊取り器を購入し、就寝時に炊いておくことをおすすめします。

ホテルではフロントに言えばもらえますが、必ずあるかはわかりません。私は自分用にひとつ持ち歩いていたので、宿を変えても問題ありませんでした。

ただ停電中は使えなくなるので、常に電源を入れっぱなしにしておく方がいいと思います。外出用に虫除けスプレーなども、あると便利だと思います。

香辛料の効いた料理とネパールの水

雨季に限りませんが、ネパールでは水道水が飲めません。それからどの料理にも香辛料が効いているので、刺激物が多いと思っていいでしょう。

ネパール料理はとても美味しいですが、調子に乗って食べていたら、到着した次の朝にさっそくお腹が痛くなりました。

私は胃腸が弱い方ではありませんが、日本にはない刺激物にからだがびっくりしたのかもしれません。

ミネラルウォーター以外は飲まないで!

飲料水は栓の閉まったミネラルウォーター以外は、レストランで出されるお冷さえも飲まない方がいいでしょう。

歯をみがくときの水に関してはなんとも言えませんが、心配ならば水道水を使わない方がいいと思います。

胃腸薬は日本から持参して

必要になるかどうかはタイミングに寄りますが、薬は必ず用意してください。やはり現地で購入するより、日本から自分に合ったものを持って行った方がいいでしょう。

運悪く食当たりを起こしてしまったときは、吐き気と下痢と腹痛に襲われ、症状が落ち着いたあともけっこうしつこく持続します。

いざとなったら病院行きになりますが、少し調子が悪いというくらいであれば、日本製の常備薬があると安心です。


楽観的なネパール人

最初にネパールに行こうとしたのは、前年の秋のことでした。

だけどその頃、インドからの燃料輸入が完全ストップしてしまい、交通に支障が出る可能性があるとのことで向かうのをやめました。

聞けば一般車両はガソリンを入れることができず、調理用ガスもないため外で薪を燃やし、観光シーズンなのに宿は休業しているところもあったようです。

それから一年近く経って行ったときには、燃料不足は解決していましたが、2015年の大震災の爪痕がまだまだそのまま残っていて、崩れた塀をビニールシートで覆う光景があちこちで見られました。

そして傾いた建物の中で店は普通に営業していて、日本であれば大問題になっているであろう状況です。

だけど彼らは深刻さに溺れることなく、意外と楽観的に生きているが印象的でした。

今回は表面的な部分しか見ていませんが、ネパールはその性質を知れば知るほど、きっと面白いカラーが浮き上がってくるのではないかと思います。

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