フィンランド一人旅!サーリセルカへの行き方・服装・天気、手軽にオーロラ観測ができるおすすめの町

フィンランドの北部にある小さな町、サーリセルカ。ここを訪れたのは1月の下旬で、カーモス(1日中太陽が昇らない極夜のこと)が明けた後のことでした。

この時期は明るくなる時間が数時間あり、このように空の様子が日本での日常と大きく変わる場所に来るのは、地球を移動している実感とともに宇宙を感じる瞬間です。

サーリセルカには目立った観光名所はありませんが、こういった体験そのものが、とても貴重で面白い旅になるかと思います。

運が良ければオーロラにも出会える、北極に最も近いリゾート地です。


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神秘の森に囲まれた真冬のラップランド

ラップランドとはどこのこと?

ラップランド (Lapland) は、スカンディナヴィア半島北部からコラ半島に至る地域で、伝統的にサーミ人が住んでいる地域を指す。

引用元:Wikipedia

ラップランドとはかんたんに言うと、ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ロシアを含む北部のエリアを指していて、夏は太陽が沈まない白夜を、そして冬は陽が昇らない極夜を体験することができます。

フィンランドのラップランド地方にあるサーリセルカは、雪深い森に囲まれた小さな町で、オーロラ観測や冬のアクティビティなども楽しめる、世界最北のリゾート地としても知られています。


サーリセルカ到着まで

日本からサーリセルカへの行き方

サーリセルカの最寄の空港はイヴァロ空港です。日本からの直行便はないため、ヘルシンキで国内線に乗り換えるのが一般的な行き方です。

フライト時間は日本からヘルシンキまでが約10時間半、ヘルシンキからイヴァロ空港までが約1時間半です。

重要!片道チケットでは出発できない

フィンランドへ旅立つときの注意点は、片道チケットのみでは入国どころか、飛行機に搭乗すらできないということです。

日本からの往復チケットがあればまず問題ありませんが、日本に真っすぐ帰らない場合でも、あらかじめ出国のチケットを準備しておく必要があります。

フィンランドはシェンゲン協定加盟国なので、加盟国間の移動では出国扱いになりません。必ずシェンゲン圏外へ出るためのチケットを用意してから、搭乗手続きを行いましょう。

シェンゲン協定に関する外務省のページはこちらをご覧ください

イヴァロ空港からサーリセルカへのアクセス

イヴァロ空港からサーリセルカへのアクセスはエアポートバスを利用します。小さな空港なのでバス停は外へ出ればすぐに見つかり、迷うことはまずありません。

飛行機の到着時刻に合わせてバスが待っていてくれるので、「Saariselkä」と書いてある看板を探しましょう。

運賃はドライバーに支払い、到着は主要ホテル前となるので、どこで降りたらいいかは乗車の際に確認してください。空港からの所要時間は約30分です。


サーリセルカ観光のための準備

サーリセルカの冬の気温

北緯68度のサーリセルカ。冬は極寒地となり、とても雪が多いです。

私が滞在していたときは1月の気温でマイナス5〜10度までしか下がりませんでしたが、日によってはマイナス30度になることもあるそうです。

真冬のサーリセルカでの服装

旅行会社のパッケージツアーには防寒着のレンタルが付属していることがありますが、個人旅行の場合は各自で用意する必要があります。ホテルでレンタルしているところもあるようなので、まずは予約の際に確認してみてください。

日本製のダウンジャケットは極寒地に対応していないものが多く、有名海外メーカーのダウンジャケットでも、日本仕様として売られているものは、綿を減らして薄手に作られていることがあるそうです。

そのため登山用か海外仕様のものを選んだ方がいいと思いますが、購入の際はメーカーとよく相談することをおすすめします。

私が実際に着用した極寒地での服装

タイツ・ヒートテックのレギンス2枚・ハイソックス・短めのソックス・ヒートテックの肌着2枚・ゴルフ用のインナー・ハイネックのシャツ・セーター・東京の冬に普段着として着用する暖かさのパンツ・裏起毛付きパンツ(重ね着用なのでワンサイズ大きめ)

お尻の隠れるダウンジャケット・スノーブーツ・マフラー・フェイスマスク(マフラーで代用も可)・耳の隠れる帽子・手袋2枚(厚手のグローブのみだと手元が使えないので2枚重ねにすると便利)

着込み方のコツとおすすめアイテム

着込み方のコツは内側に薄手のものを重ね、外側は汗をかかないように脱ぎ着できるものを重ねることです。

スポーツ用の速乾性と保温性を備えたインナーは特にオススメで、靴は底に厚みのあるスノーブーツが適しています。

その他持っていた方がいいものと控えた方がいいもの

唇が乾燥しないようにリップクリームを用意し、凍傷になることを避けるため、ピアスやネックレスなど金属類は外しましょう。

それからまつ毛が凍る可能性があるので、マスカラやエクステは控えた方が良さそうです。

ドアノブなどの金属部分を素手で触ることは厳禁です。撮影用にしばらく外に置いた、カメラや三脚などの扱いにも注意しましょう。


サーリセルカの町の様子

サーリセルカのスーパーマーケット

サーリセルカにはスーパーマーケットが一件あり、ホームセンターのようにもなっているので、必要なものはここで手に入れることができます。

食料品、生活用品、衣類、スキー用品までなんでも揃っています。

フィンランドといったらムーミンですが、スーパーマーケットではムーミンのお菓子やお茶がお手頃価格で売られています。

パッケージが可愛らしいので、まとめ買いしてお土産にしても良さそうです。

クリスマス気分の味わえるギフトショップ

サーリセルカはギフトショップが豊富です。どの店にもキャンドルやランタンがたくさん売られているのが印象的で、季節を問わずクリスマス気分が楽しめます。

そのほか北欧雑貨はおしゃれなので、ギフトショップは見ているだけで楽しい気分になれるでしょう。

ステキな雑貨のせいなのか、サーリセルカは冷たい雪の中にありながら、どこか温かい感じのする町です。

町の片隅にある小さな教会

町の端まで歩いていくと、しんと静まりかえる雪の中に小さな教会が見つかります。

館内には24時間いつでも入ることができ、扉を開けると何列かのイスが並んでいます。

内装はとてもシンプルでステンドグラスなど派手な装飾はありません。

代わりにガラス越しに見える木々達がなんとも言えない雰囲気をかもし出し、まるで森の妖精達がこちらを覗いているかのような、不思議な気分にさせられます。

何もないからこそ味わえる旅の面白さ

サーリセルカは観光という見どころは何もない町ですが、私はこのような教会にただ座っているだけの、シンプルな旅をするのがとても好きです。

それは退屈かというとまったく逆で、時にはナチュラルな驚きと感動に遭遇できるとても面白い時間です。


オーロラも観れるサーリセルカの町

郊外に出かけなくてもオーロラ観測ができる

教会から先は道路と森があるだけで、人が立ち寄る場所はありません。

このようにサーリセルカは規模が小さいため、町にいながら明かりが少なく、わざわざ郊外へ出かけなくてもオーロラ観測が可能です。

特に教会の脇道辺りはオーロラ観測に適していて、ツーリストが安全に発生待ちをすることができます。寒い夜には教会で待機しながら、時々夜空をチェックするといいでしょう。

ホテルでオーロラツアーの申し込みが可能

オーロラをもっと条件の良い場所で観測したいという方には、サーリセルカから少し離れたイナリ湖まで行く現地ツアーが用意されています。

現地での申し込みはサンタズホテル・トゥントゥリ、またはホテル・リエコンリンナから予約可能です。

サンタズホテル・トゥントゥリHP

オーロラ目的でサーリセルカに行くのであれば、このように現地ツアーを利用するのも良いでしょう。

たとえオーロラに遭遇できなくても、凍結した湖など徒歩で行けない場所を訪れるのは、冬のラップランドを感じる良い機会になるではないでしょうか。

サーリセルカはオーロラ観測の穴場スポット

私の場合、旅の目的がオーロラ鑑賞ではなかったことと、滞在中はずっと雪であったために、残念ながらサーリセルカでのリアルなオーロラ情報はお伝えできません。

でもオーロラ観測の経験者として感想を言うとしたら、サーリセルカはちょっとした穴場スポットではないかと思います。

まず徒歩圏内に鑑賞のチャンスがあるということ。それから町の規模が小さい分だけ人が少ないということ、教会が24時間待機場所として利用できるところなど。

発生が確実ではない自然現象を相手にし、あまりコストをかけたくない人にとっても、このようなお手軽さは嬉しいところだと思います。

滞在中の天気と空の様子

滞在中は太陽が顔を見せることがなく、一晩で町が埋まってしまうかと思うくらいのたくさんの雪が降っていました。

だけど延々と降り続くかというとそうではなく、曇りになったりうっすら星が見えてきたり、天気が移り変わっていたのが実際のところです。

サーリセルカは降水量が少ないとの噂もあるので、曇り空であってもオーロラチャンスは突然やって来るかもしれません。

もしも晴れ間が出なくても、ラップランドに降りしきる雪はとても静かで美しく、オーロラとはまた違った北の空を楽しむことができるでしょう。

その他サーリセルカで体験できる冬のアクティビティー

オーロラ観測だけでなく、サーリセルカは冬のアクティビティーが豊富です。

定番の犬ぞりやスノーモービルの他にトナカイゾリなど、冬にしかできない体験がたくさん用意されています。


サーリセルカの冬景色

昼が短い冬のサーリセルカ

冬のサーリセルカは雪が多く、辺りはモノクロームの世界が広がっています。

1月下旬の空は、午前9時頃に東の空が白み始め、10時頃から数時間明るくなった後、午後3時頃には再び夜に戻っています。

冬至前後は太陽が昇らない極夜となり、その状態は数週間続くそうです。

サーリセルカのメインストリートは雪で真っ白になっていますが、両サイドにギフトショップやレストランが並んでいます。

スーパーマーケットは町の端にあり、食事ができるエリアもあるので、買い物ついでや散歩途中の休憩に立ち寄ることができます。

町ではサンタクロースやトナカイのオブジェなどをよく見かけます。モコモコの雪とクリスマスグッズが、可愛らしく温かい印象を与えます。

サンタズホテル・トゥントゥリのラウンジ。

フリースペースになっていて、コーヒーも飲めるので外の景色を見ながらティータイムにオススメです。

サーリセルカは穏やかな町なので、夜の外出など治安の面は特に問題ありません。ただ森の中に迷い込むような道を進むのは、危険なのでやめましょう。

曇りや雪の日でも、ラップランドの冬を楽しむことは十分可能です。そして晴れた夜には美しい星空を見ることができ、運が良ければオーロラに出会えるかもしれません。

サーリセルカの長い夜は、雪の静けさと宇宙を感じる神秘的な世界でした。

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