モンゴルのパワースポット!シャンバラランドの冬の服装と砂漠の町サインシャンド

モンゴル旅行といえば緑の草原で乗馬をするのが定番ですが、実は厳しい寒さの冬だからこそ味わえる魅力もたくさんあります。

今回は一年で最も冷え込みが激しい1月に、ウランバートルから列車でサインシャンド(サインシャンダ)という町へ行き、そこから東ゴビと呼ばれるエリアを旅しました。

東ゴビはミステリアスな雰囲気の漂う、モンゴルの有名なパワースポットです。冬のモンゴル、そして東ゴビでの祈りの旅をご紹介します。

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モンゴルのパワースポット「東ゴビ」とは

モンゴルの南東部に位置する東ゴビ(ドルノゴビ)は、手付かずの自然が広がるエリアです。自然といっても砂漠のような状態で、ゴビとは草がまばらな荒地のことを表しています。

モンゴルの冬は寒さが厳しく、東ゴビでは砂の地面に雪がかぶりますが、風が強いとそれらは飛ばされ再び砂だけになってしまうそうです。

そんな砂の大地はどこか謎めいた雰囲気を漂わせ、その中にいくつかの聖地といわれる場所が点在しています。

中でもシャンバラランドは世界有数のパワースポットといわれ、現地の人々にも注目されています。


ウランバートルから東ゴビへ行くには

ウランバートルから列車でサインシャンドへ

モンゴルの首都ウランバートルから東ゴビへ行くには、まずは列車でサインシャンド(サインシャンダ)という町へ向かいます。

サインシャンダはウランバートルから約450kmほど南にあり、所要時間は約10時間の長い道のりとなります。

行きはウランバートルを朝出発し、夜にサインシャンダに到着します。そして戻るときは列車がそのまま折り返すため、夜にサインシャンダを出発します。

切符はウランバートル駅で購入できますが、席が空いていないときもあるようなので、可能であれば早めに予約しておくと安心です。

窓からは広い空に広い大地、そして遠くに動物の群れを見ながら、異国の列車の旅を楽しむことができるでしょう。

列車内はモンゴル人との触れ合いの場

座席はボックスシートになっていて、寝台列車であるため横になることも可能です。移動中は乗客同士がトランプをして過ごすなど、なごやかな雰囲気が漂っています。

モンゴル人はとても親しみのある性格なので、馴染んでしまえば共に楽しい時間が過ごせると思います。

私の向かいに座った男の子はたくさんのお菓子でもてなしてくれて、隣にいたお姉ちゃんとは片言の英語を話しながら連絡先を交換しました。

何より驚いたのは、仲良し姉弟だと思っていた2人が赤の他人だったことでした。モンゴル人はまるで大きな家族のような感じです。

モンゴルの列車内での注意点

モンゴルはとてもスリが多いです。特にこのような人が集まる場所では注意が必要なので、貴重品はくれぐれも体から離さないようにしましょう。

そのほかの荷物は座席の下に入れることができるので、使わないものはできるだけしまっておくといいと思います。

それからトイレは通過エリアによって使用禁止になります。長旅なので食事をしたりお茶を飲みながら過ごしますが、水分はあまり摂りすぎないよう気を付けましょう。


砂漠の町サインシャンドに到着

ウランバートルを出発して約10時間後、砂漠の町サインシャンダに到着します。

このとき辺りはすでにまっ暗で、町には明かりが少ないので景色が見えませんでした。まずは食事をするためにタクシーに乗りました。

サインシャンドのホテルとレストラン

Crystal House Hotel

向かったのはCrystal House Hotel。この辺りではいいホテルなのだと思います。サインシャンダではWi-Fi設備が期待できませんが、このレストランでは使うことができました。

オーナーらしき女の人がテーブルまで挨拶に来てくれて、料理もなかなか美味しかったです。

Crystal House Hotel
+976 9911 0076
https://www.facebook.com/crystalhousehotel

Ayanchin Guest House & Hotel

宿泊したのはAyanchin Guest House & Hotel(アヤンチンゲストハウス)。駅からとても近い場所にあります。

サインシャンダには宿泊施設がいくつかありますが、明かりの少ない町で宿を探すのは大変です。決まってない場合はこの場所を駅で尋ねてみてください。

アヤンチンゲストハウス付近の朝の様子。右に小さく見える白い建物は駅です。

Ayanchin Guest House & Hotel-Аянчин буудал
99190390, 96039988
https://www.facebook.com/AYANCHIN.guesthouse/

サインシャンドからパワースポットへの移動手段

サインシャンダからパワースポットへの移動手段はタクシーです。

バスがあるかどうかは確認していませんが、もしあったとしても、いろいろなところを見て回るにはかなりハードだと思います。

そのため値段交渉をした上でタクシーを利用することになりますが、サインシャンダで英語はほぼ通じないのでコミュニケーションは大変です。

ツーリストは通常より高い金額を提示される可能性があるので、モンゴル人が同伴でない場合にはじゅうぶん注意してください。

モンゴル語が話せる方なら心配ありませんが、それ以外のツーリストはできるだけガイドを付けることをおすすめします。


モンゴル東ゴビのパワースポット巡り

朝になったらいよいよ東ゴビのパワースポット巡りです。サインシャンドを出ると果てしない荒野が続き、目線の先の大地はかすんでいます。

そんな景色の中をしばらく進むと、やがて遠くに山が見えてきます。

1.願いを叶えてくれる黒い山

ここは黒い山といって、願いが叶うと伝えられている聖域です。頂上に登れるのは男性のみで、女性は中腹までしか行くことができません。

モンゴルでは祈りの場にウォッカを使うことが多く、ここでもグラスに注いだウォッカを山に向かってほおりました。

このように神と共にウォッカを飲み、願いと共に祈りを捧げると、それは必ず叶えられるといわれています。

黒い山は高台にあるため、辺りを見渡せる絶景ポイントとなっています。私たち日本人は地平線を見る機会がないので、きっとモンゴルの大地の広さに感動するでしょう。

モンゴルの祈りに関する豆知識

旅の安全を祈願するオボー

郊外へ行くと石が積み上げられているものをよく見かけます。これはオボーといって旅の安全を祈るために作られたものだそうです。

オボーのまわりを3周し、地面に落ちている石を置いていくのが一般的な祈り方で、丸いものから背の高いものまで形は様々です。

聖なる布ハタク

それから、祈りの場所では必ず青い布が巻かれています。これはハタクといって、モンゴルでは聖なる布として扱われています。

ハタクはオボーや寺院のほかに車内や室内にも飾られ、またお祝いの場でも頻繁に使用されているようです。

2.女性のパワースポットおっぱい岩

黒い山が男性しか登れないことに対し、こちらは女性のために用意された祈りの場です。2つの岩は女性の乳房をイメージしていて、まわりにミルクをかけながら祈ります。

モンゴルではミルクも聖なるものとして扱われています。おっぱい岩は今までどれだけのミルクをかけられてきたのでしょうか。表面は真っ白にかたまり岩と同化しています。

3.モンゴル最大のパワースポット・シャンバラランド

こちらはモンゴル最大のパワースポットである、シャンバラランドのエネルギーセンター。正面の建物にはお釈迦様の目が描かれています。

広い大地の中に吹きざらしの状態で建っており、手前で入場料を支払い敷地の中へと入ります。

紙に様々な思いやこれまでの罪を書き、シャンバラランドでそれを燃やすと、煙とともに浄化されていくそうです。

土の色が一部変色している場所があり、そこから大地のエネルギーが吹き出していると伝えられているため、訪れた人は大地に寝そべりエネルギー浴をしています。

ここで不思議なパワーを感じる人もいるようですが、鈍感な私が寝てみた感想は「寒かった‥」のひと言でした。

シャンバラランドは広い大地に現れる、ちょっとミステリアスなスポットです。

エネルギーセンターの回り方

エネルギーセンターの入退場の仕方にはベストな順番があり、まずお釈迦さまの目が描かれた建物に向かって、左側から敷地の中へ入ります。

そして紙を燃やして負のエネルギーを浄化したあと、大地から吹き出すエネルギーを吸収します。そして最後は建物の右側から外へ出ると、きれいな体として生まれ変わるのだそうです。

4.瞑想の洞窟

エネルギーセンターの先には、かつてラマが108日間立てこもって瞑想をし、修行をしたといわれる洞窟があります。

この何もない場所でいったいどうやって過ごしていたのか、実際の様子を見てみたくなりますね。

ここには背の低い桜の木があり、大きく成長することもないみたいですが、春にはちゃんと花が咲くそうです。

この穴は産道をイメージしており、通り抜けると新たに誕生すると意味づけられています。シャンバラランドで浄化したあと穴をくぐれば、さらに清く生まれ変われるかもしれません。

大人ひとりが四つんばいになり、やっと通れるくらいの大きさなので、冬はコートを脱いで通った方がいいと思います。

5.大空に響く浄化の鐘

小高い丘にポツンと現れる鐘は、鳴らすことで悪事を祓う意味があるそうです。

鐘を突く行為は私たちにも馴染みがありますが、こんなにひらけた場所で音を響かせるのは、なかなかできない体験でしょう。

いくつか突いた鐘の音は、広い空と大地に吸い込まれていきました。

6.こんな場所も!恐竜の化石発掘

パワースポットとは少し違いますが、鐘のある場所からもう少し先へ行くと、恐竜の化石が発掘できるスポットがあります。

モンゴルは恐竜の骨が数多く発見されているらしく、これだけの手付かずの大地があれば、もう何が出て来てもおかしくありません。

冬の間は地面が凍っているので発掘に励む人はいませんが、夏であればこんな変わった体験も面白いでしょう。

7.ハマル寺院

東ゴビには寺院もあります。ここはハマル寺院といって、中はガランとしていて色が派手なのが印象的でした。

ラマがとても歓迎してくれて、日本の皇太子妃が東ゴビで祈ったあと、子を授かったとの話を聞かせてくれました。(実際のことかは不明です)

私は歴史や宗教に関しての知識はありませんが、モンゴルの思想はなかなか奥が深そうな印象でした。


冬のモンゴルのツーリストゲル

東ゴビを日帰り観光してサインシャンダへ戻ることも可能ですが、せっかく郊外へ出かけるならば、ゲル宿泊をおすすめします。

ただ冬季は極寒になるため、夏とは少し過ごし方が変わります。

冬ツーリストゲルはトイレとシャワーが使用不可

ゲルとは本来、遊牧民が暮らすための移動式住居です。かんたんに言えばテントのようなものであり、室内にトイレやシャワーはありません。

そしてツーリストゲルとはツーリストのための宿泊施設です。ゲルそのものは本物と変わりませんが、トイレやシャワーは別エリアに用意され、それをツーリストキャンプと呼びます。

ですが冬季はパイプが凍ってしまうため、宿泊は可能ですが水回りは使うことができません。

トイレ小屋はありますが、夜は真っ暗なので周辺で済ませることになり、シャワーは無しとなります。

最初は抵抗を感じますが、慣れてしまえば気になりません。この際モンゴルを存分に味わう気持ちで挑みましょう。

ですが女性は何かと大変なので、ウエットティッシュはたくさん用意しておいた方がいいでしょう。

ストーブの燃料は馬の糞

冬のモンゴルはマイナス20〜40度くらいまで気温が下がり、ゲルでは常にストーブを焚いています。

ウランバートルに住む人々は石炭を燃やして暖をとりますが、田舎では乾燥させた馬糞を燃料としています。これはコストがかからないだけでなく、空気も汚れずに済むそうです。

そのほか薪を使っている場所もあります。ツーリストが慣れない手で火を扱うのは危険なので、点火する際には必ず現地の人にやってもらってください。

モンゴルの美しい星空

ゲルがある場所には街明かりがないため、とてもきれいな星空を見ることができます。

冬は凍りつくほどの寒さなので長時間眺めるわけにはいきませんが、空気が澄んでいるので星空撮影を楽しむのもいいでしょう。


冬のモンゴルを旅行をする際の服装

冬のモンゴルは気温が低いだけでなく、空気が乾いているため寒さの質は厳しいです。ただどんな環境であれ、正しく防寒していれば何も恐れる必要はありません。

冬は冬にしかない素晴らしさがあるので、しっかり防寒した上でぜひ訪れて欲しいと思います。

1.靴は滑りにくいものを選ぶこと

最も寒い時期のモンゴルでは、暖かめのノーマルなスノーブーツでは間に合いません。裏起毛付きはもちろんのこと、できるだけ厚底で滑りにくいものを選びましょう。

冷えは足元からというのは本当なので、下半身はしっかり防寒することをおすすめします。

2.ジャケットは極寒地対応のものを

極寒地、または冷寒地対応といっても基準が様々なので、実は適したジャケット選びはとても難しいです。

モンゴルでは汚れても平気な服装が望ましいので、購入するのであれば登山用品を扱うメーカーの中から選んでみてはいかがでしょうか。

購入の際は自己判断ではなく、メーカーとよく相談することをおすすめします。

3.インナーは重ね着できるものを多く持つ

インナーは保温性に優れたものを着用するのはもちろんですが、寒さの感じ方には個人差があるため、ちょうどいい服装は現地に行ってみないとわからないのが正直なところです。

そしてどの極寒地にもいえることですが、室内は暖かいので汗をかかないようにすることがポイントです。しっかりと防寒できていれば野外にいても暑くなります。

汗をかくと後から余計に冷えてしまうので注意しましょう。そのため登山やスポーツ用品として売られている、速乾性のインナーは特におすすめです。

状況に応じて体温調節できるように、インナー・セーターなどは薄手のものを数枚持っておきましょう。

そのほかマフラー、耳の隠れる帽子、手袋2枚(薄手の上に厚手の手袋を重ねる)、フェイスマスク(なければマフラーで代用可)、などで素肌のすき間をできるだけ埋めてください。

4.冬のモンゴルを過ごす際の注意点

貴金属は凍傷になる恐れがあるのですべて外しましょう。モンゴル人女性はピアスをしている人も多いですが、私たちとは体質が違うのでマネしてはいけません。

まつ毛が凍るのでアイメイクは控え、素手でドアノブなどに触るのも厳禁です。空気が乾燥しているので、リップクリームやハンドクリームを持参するといいでしょう。


冬のモンゴル・パワースポット巡りの感想

冬のモンゴル・東ゴビは祈りの旅となりましたが、何よりも目を引いたのは人々の思いの深さでした。

モンゴル人に見る祈りには、私たちにはない真剣さがあり、そしてあらゆるところで「生まれ変わり」に関するキーワードを耳にしました。

そのあと、モンゴルにはシャーマンがいるよと教えてもらったときは、彼らの思いのベースにはいったい何があるんだろうと、とても興味が湧きました。

その後もモンゴルに惹かれていったのは、そんな面白さを感じていたからかもしれません。

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