チェコで初心者にもおすすめの海外登山とハイキング!国境近くのスニェシュカ山とプレビッシュトアー

チェコの国土は4つの国に囲まれていますが、今回はその国境近くの2つの場所を訪れました。

ひとつはポーランド国境付近のスニェシュカ山。そしてもうひとつはドイツ国境付近のプレビッシュトアーです。

どちらも自然を楽しめるスポットで、日本では決して経験することのない、国境近くというのも興味を引くポイントです。

特にスニェシュカ山頂はチェコとポーランドの両国に属しているため、登頂すれば無意識のうちに、ポーランドの土も踏むことになります。

そんなスニェシュカ山と、そこへ向かう際に訪れたいくつかの町。そして絶景スポットであるプレビッシュトアーをご紹介します。


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チェコ最高峰1602mのスニェシュカ山

スニェシュカ登山について

チェコでもっとも高い山である、標高1602mのスニェシュカ山。

スニェシュカ(Sněška)というのは「雪に覆われている」という意味で、ちょうどチェコとポーランドの境い目にそびえています。

冬はその名の通り雪が積もり、多くのスキー客が訪れます。夏は登山客で賑わっていて、難易度は優しく初心者でも問題のないレベルです。

道はきれいに整備されていて、特に危険な箇所もありません。そのため小さなお子さんを交えたファミリーの姿も見られました。

日帰りプランも可能なので、海外登山としては非常に経験しやすいのではないでしょうか。

スニェシュカ山の行き方

私はスタート地点となる村まで車で向かったので、大変申し訳ないのですが、公共交通機関を利用したアクセス方法はよくわかりません。

ただチェコ人の友人に聞いた限りでは、チェコ側からの登山ルートはいくつかあり、以下の場所からシニェシュカ山への道が続いています。

シュピンドレルーフ・ムーリン(Špindlerův Mlýn)
ペツ・ポド・スニェシュコウ(Pec pod Sněžkou)
マラー・ウーパ(Malá Úpa)

チェコのバス会社Regio Jetを調べたところ、プラハのバスターミナル「Černý Most」から、シュピンドレルーフ・ムーリンへの直通バスが出ていました。

詳しくはRegio Jetのサイトから、日付、出発地、行き先を入力し、時間や料金などを調べてみてください。

時間内に再びこの村へ戻り、夕方発のバスに乗ることができれば、プラハからの日帰り登山はじゅうぶん可能です。

Regio Jetの公式サイト

ぺツ・ポド・スニェシュコウからはケーブルカーが運行されているので、歩くのが苦手な方でも楽々登頂することができます。

山は登るより下る方が大変なので、下山のみの片道利用するのもいいのではないでしょうか。

私たちは前日の夜にマラー・ウーパ(Malá Úpa)に到着し、周辺のロッジに宿泊してから出かけました。

アクセスが便利かはわかりませんが、朝がゆっくりできるので、車での移動が可能であればこのようなプランもおすすめです。

スニェシュカ登山に必要な持ち物

難易度が高くないといっても山には変わりないので、最低限の準備は必要です。スニェシュカ登山に必要なアイテムは以下の通りです。

1. トレッキングシューズまたは滑りにくい靴

足元は整備されていますが、岩場が多く雨が降った際には滑りやすくなるかもしれません。シューズはしっかりしたものを履きましょう。

2. レインジャケット

強い風が吹くことが多く、山頂はけっこう寒いです。そして山の天気は不安定なので、雨風避けになるレインジャケットは必須です。

3. 季節に合わせた防寒着

夏場でもTシャツにレインジャケットだけでは冷えるので、上着をもう一枚用意しましょう。そのほかは季節に合わせた防寒を行ってください。

4. 帽子

登山道は日影が少ないため、帽子など日よけができるものを用意しましょう。

5. トレッキングポール

私は使いませんでしたが、下山時にはやっぱり持ってくればよかったと思いました。ないよりあった方が歩行が楽です。

6. 水分補給のドリンク

ペットボトルを2、3本用意しましょう。登山中は暑くなるので、水分補給はしっかりと行ってください。

7. 食料

食料は必要に応じて準備しましょう。山小屋で食事ができるので、手軽に食べれるお菓子などでじゅうぶんだと思います。

スニェシュカ登山の様子

登山開始から山頂まで

登山を開始してからしばらく、森の道を歩きました。途中に景色が開けた場所があり、向こうに小さく見えるのが山頂です。

やたらと遠くに感じるのは気のせいでしょうか。あんな場所まで歩けるだろうかと心配になってきます。

しばらく進むと山小屋があり、ここでは食事を摂ることができます。食事の必要がないにしても、トイレ休憩に立ち寄っておくといいでしょう。

トイレ利用は有料で、金額は忘れましたが5〜10コルナ(27〜53円)くらいだと思います。

景色はだんだんと移り変わり、遠くを見渡せる場所が多くなってきます。あとはひたすら階段の道を登る、登る、登る…

やがて建物が見えてきたら、とうとうそこが山頂です。ここまで来ると周囲に木々はなく、山肌がむき出しになっています。

山頂の様子

登頂した感想は、「意外と早く着いた」という感じでした。私はもっとハードな登山をイメージしていたため、予想外に楽に思えてしまいました。

天気には恵まれましたが、風はかなり強くて寒いです。山頂からの景色はこーんな感じ。

チェコとポーランドが一度に観れるのは間違いありませんが、こうなると別の国であるという違いはまったくわかりません。

山頂には郵便局があり、もちろんハガキを出すこともできます。建物内にはカフェがあるので、暖かいコーヒーで一息つきたいところです。

でもこのときお金を持っていなかったので、コーヒーは諦めて周辺を歩きました。こちらは山頂の礼拝堂で、神秘的な雰囲気が漂っています。

スニェシュカ山はいつか必ず登りたいと思っていたので、今回無事登頂できて満足です。


チェコの北部の町と自然公園の観光

スニェシュカ山へ向かう際、前日に通り道となるいくつかの町と自然スポットへ立ち寄りました。

チェコ北部であるこのエリアは、通常日本人が観光で訪れる機会は少ないと思いますが、状況が許すのならば行ってみると面白いかもしれません。

フラデツ・クラーロベー

可愛らしい建物と趣のある古い教会が立ち並ぶのは、フラデツ・クラーロベー(Hradec Králové)という町です。

ほかに比べて若干カラフルなのが印象的ですが、チェコ特有の重圧感もしっかりと存在しています。

チェコの古い町は何度見ても飽きないもので、なんとも言葉にしがたいワクワク感と心地よさが湧いてきます。

ヨゼフォフ

一風変わった空気が漂うこの場所は、ヨゼフォフ(Pevnost Josefov)という兵士の町です。ここではチェコ人よりも、ジプシーの姿を頻繁に見かけました。

通りがかりなので詳しいことはわかりませんが、とても興味を引く雰囲気なので、機会があればガイド付きで探索してみたいと思いました。

それから町の紹介とは関係ありませんが、こんな驚きの看板を見つけました。

「父!なぜ父!?」とよくよく見ると、2つのハンマーが重なったイラストでした。

「なんだ、漢字かと思った、あはは〜」と大ウケしてしまったのですが、このとき一緒にいたのは日本語のわからないチェコ人とウクライナ人。

このツボを理解してもらうことができず、またまた一人ウケの寂しい瞬間となりました。

アドルシュパフ・テプリツェ奇岩群

岩の造形美を楽しむことができる公園、アドルシュパフ・テプリツェ奇岩群(Adršpach-Teplice Rocks)。

まず入口から少し進むと湖が現れます。チェコの湖は独特な美しさを秘めていて、木々の映った水面に吸い込まれていきそうです。

奥へ行くと岩のトンネルや滝などを目にすることができ、とても不思議な世界が広がっています。

ユニークな形をした岩には人や動物の名前が付けられていて、迫力の景色でありながら、どこか親しみが湧いてしまいます。

アクティビティーも体験できるようなので、詳しくはインフォメーションセンターで尋ねてみてください。

入園料とアクセス方法

入園料は大人70コルナ(約370円)、その他ファミリー割引などもあります。

ここへは列車を使って向かうことができ、プラハからアドルシュパフ駅までの所要時間の目安は、約3時間半〜4時間です。

アドルシュパフ駅からアドルシュパフ・テプリツェ奇岩群へは、徒歩20分くらいの道のりだと思います。

アドルシュパフ・テプリツェ奇岩群

トルトノフ

この日最後に訪れたのは、トルトノフ(Trutnov)という町です。

着いたときには日が暮れてしまいましたが、夜になってもチェコの町はやっぱりステキな雰囲気でした。

昼間の景色はもちろんのこと、冬の雪化粧した姿もきっと美しいと思います。


ドイツ国境近くの巨大な天然橋

今度はチェコとドイツの国境近くにそびえる、岩石でできた天然のゲート、プレビッシュトアー(Pravčická brána)です。

ちなみにプレビッシュトアーという名はドイツ語らしく、チェコ語ではハラシィスカー・ブラーナと言うようです。

ここは公園内の山道を歩くハイキングコースとなっていて、近くのデチンという町に住む友人に案内してもらいました。

私たちは夕方に到着したのですが、けっこう長い距離を歩くのと、オープン時間が限られているため、余裕を持って出かけるのがおすすめです。

道の途中にこの場所を説明した看板があり、はるか昔ここが海だったことが書かれていました。

現在チェコは海のない国ですが、当時はいったいどんな地形だったのでしょうか。地球の変化はとても神秘的で、想像が膨らんでしまいます。

しばらくすると見晴らしがいい場所に出て、爽快な景色にテンションが上がりました。あちらはドイツ側なのでしょうか。とても気持ちが良かったです。

ただ、万が一足を滑らせたらかなり危険です。写真を撮る際には絶対に無理しないよう気を付けましょう。

レストランからは天然橋が見えるので、山を歩いた後には景色とともに、美味しいビールでひと休みしてはいかがでしょうか。

Pravčická brána


チェコの国境付近を旅した感想

ヨーロッパのシェンゲン協定加盟国間の移動は自由なため、国境付近にいてもすぐそこが他国であるという実感はありません。

実際に国境をまたいでみても、いつの間にか神奈川県から東京都に入っていたようなもので、ほとんどの場合は知らないうちに通過しています。

それでもひとつひとつが独立した国には変わりないので、言語、法律、通貨、物価がそれぞれ違うのが面白いところです。

今回ご紹介したスニェシュカ山にプレビッシュトアー、どちらも自然を楽しめる素晴らしい場所なので、機会があればぜひ訪れてみてください。

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